心理的瑕疵物件A

2017年09月05日

続きです。

それから1ヶ月と少し経った頃に、内見に来たのは20代後半の女性だったそうです。
もちろん瑕疵物件である事を伝えました。
「私ちょっとだけ霊感あるんですけど別に何もいませんよ」
とまったく気にしないようでした。
そこで先住者の方の話もして、念の為にオーナー自身も一晩泊りこんで様子を見たが何も起きなかったのだと言う事を伝えました。
「多分、うまい言い訳に利用されたんじゃないですか」
そう言って入居しました。
ところが、彼女は3日もしない内に部屋には寄り付かなくなり
「この部屋には住めない」
と言って、2週間ほどで転居したそうです。
しかも転居の旨を電話で伝えただけで、荷物もすべて引越し業者に任せっきりで、一度も姿を見せる事も無かったそうです。


こうなるとオーナーも不安になってきます。
今度は知り合いのお寺さんからお坊さんに来てもらい、お祓いをして貰ったそうです。この際に一通りの経緯も説明した上で、そういった場合に行なうお祓いをして貰ったそうです。

そしてオーナー自身が再び泊まり込んで様子を見て見る事にしました。
ただ、自分はそういうものを全く感じ取れない人間なのかと思ったので、友人に頼み込んで一緒に一晩泊まってみましたが、やはり何も起きなかったそうです。
ひょっとしたら、お坊さんのお祓いの効果があったのかも知れないと思ったそうです。


少し噂になったのか、その物件だけ内見する(だいたい友人と一緒に来る)人が何人かいたそうです。
次の入居者はそれから3か月後くらいに決まりました。
何人か居住者がいたのですから既に告知する必要も無いと思うのですが、オーナーの意向で告知はしたそうです。
20代後半の男性でした。
部屋に悪臭が漂うと言う事、夜中に誰かが近くで喋っている声がすると言う事を訴えて、4ヶ月と少し住んだだけで出て行ったそうです。


やはり人に貸すのは諦めて倉庫として使うしかないかとオーナーが諦めかけた時に、不動産会社からそういった事に詳しくて解決できるかも知れない人がいるので相談してみたらどうかとY君の事を教えられたそうです。不動産会社に勤務していた人のお兄さんがY君の知人なのです。

実はY君は不動産会社や賃貸物件のオーナーさんからの相談にはあまり積極的ではありません。
そういった方々から商売する上でいいように利用されてしまう恐れもあります。
Y君自身は商売で相談を受ける訳ではないですから、問題があるなら貸さなければいいだけだと言い切ってしまう人です。(笑)
しかし、伝手となった知人から概略を聞いた時点で、何故だか相談に乗ってあげた方が良いと思ったそうで、今回に限って相談に乗ると答えたそうです。

いつも相談に乗る際には必ず言っている事ですが、今回は一般の個人的な相談ではないので念入りに約束して貰いました。
それは、安易に他人や不動産会社内で自分の事を話さないように、もし話した場合は次に何かあっても絶対に相談には乗らない、と特に念押ししたそうです。
実際には、こういった約束が守られるよう色々な条件を突きつけています。明かせませんが、半分脅しみたいな事もY君は平気で言います。
と言っても完全に話が洩れないなんて事はありませんが。^^;


Y君は最初から少々厄介そうだと思ったそうです。
何故なら、自殺があってから入居者がいない期間も合わせると少なくとも3年は経過している訳です。
たいした霊じゃなければ数か月も経過すれば消えていなくなっているはずで、3年も経てば少々しつこい霊でも消えているはずです。お祓いもしてもらっているのですから。

そして、Y君から私にも連絡があった(しなくていいのに)のですが、たまたまその時は忙しかった為に細かい話を聞く前に断っていました。そもそも私がいても役に立たないでしょうし。(笑)
結果的には後で少し関わる事になってしまいましたけれどね。


まだ続きます。

posted by 未熟な修行者 at 23:58 | Comment(16) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件@

2017年08月31日

去年の記事になりますが、御返事コメントで
「水晶が2日で濁ってヒビが入った」
と書きましたが、その話になります。

心理的瑕疵物件って御存じでしょうか?
周辺に嫌悪されるもの(暴力団等の事務所、葬儀場、火葬施設、墓地、刑務所など)がある物件の場合にそう呼ばれるケースがあります。

そういったもの以外で、物件自体の傷みなどではなく、事件や事故などで人が亡くなった物件を心理的瑕疵物件と呼ぶことも多くあります。
ただ、こちらの場合は判断が難しく、各人の受けとめ方によってしまいます。
たとえば、自殺や殺人事件などで亡くなった人がいる物件の場合のみそう呼ぶ方もいますし、中には病気や老衰などで亡くなった物件であってもそう呼ぶ方もいます。
実際のところ、長い歴史の中で人が亡くなった事が一度も無いと言う場所の方が圧倒的に少ないわけであり、たとえ普通でない死因で亡くなった方がいた場所であろうと、霊が出たり不気味な現象が起きるなどと言う物件と言うのは圧倒的に少ないのです。

現に何件かの心理的瑕疵物件の相談がY君に持ち込まれていますが、大きな問題があると判断したのは僅かしかありません。
ほとんどが気にし過ぎで些細な事でも不気味に思えてしまうだけで、実は何も問題は無いと言うケースです。
やや問題がありそうな場合でも、晴れた朝に窓やドアを全て開けて空気を入れ替えるとともに掃除をすれば問題無しとなるケースも多いです。
残りは、神社やお寺さんに頼んできちんとお祓いしてもらえば問題無しになるケースです。きちんとお祓い出来ているかどうかの判断は難しいですが。

ただ、中には不気味な事が起きるケースも稀にあります。
このお話はY君に相談があった、そういった物件の話です。

とあるアパートで他人を羨み妬んで自殺された方がおり、死後十数日経過してから発見されました。
恨み妬みをぎっしりと書いた紙が部屋中に散らばっていたそうで、あまりの異様な状況に近所の神社に御願いしてお祓いも一応したそうです。
とは言え、やはり聞こえが悪い事もありますので、約1年半程は賃貸として人に貸さず倉庫として使用していたのだそうです。
それから徹底的にリフォームし、入居希望者には瑕疵物件と言う事を知らせて、それでも構わないという方に限定して格安で貸すことにしました。


最初は大学生の男性だったそうです。本人にも親御さんにも瑕疵物件である事は伝えましたが、リフォーム直後で綺麗な上に賃料が安いため、そんな事は気にもしなかったようで内見に来た後すぐに入居を決めたそうです。
しかし、半年ほどで体調を崩して退学して田舎に帰ってしまいました。霊が出るとか、不気味な事が起こるなどの話はなかったそうです。

その次は20代後半独身の会社員男性でしたが、この方は急に転勤が決まって3ヶ月ほど住んだだけで出て行きました。丁寧に挨拶に来た上、急な転居を申し訳なさそうに詫びていったそうで、特に苦情も無かったそうです。

次は30代前半の会社員男性でした。この方にも一応瑕疵物件であった事は伝えましたが、直前まで住んでいた人は転勤で普通に出て行っただけと聞き、それならと入居しました。
しかし、2週間ほどでその人は
「こんな部屋に住んでいられない」
と言い出したそうです。
どういう訳なのか聞いてみたところ、帰宅すると部屋に悪臭が漂っている、寝ていると何を言っているかは分からない低い声が聞こえるので隣接する部屋からかと思っていたのだが明らかに自分のすぐ横から聞こえる、買ってきた(そう簡単には枯れないはずの)観葉植物が3回も何故かすぐ枯れた、不気味に思い神社の御札を貼ってみたが会社から帰宅すると必ず床に落ちている、盛り塩をしてみたが翌日には汚水を含んだように溶けてグレーになっている、などなど。
お金の面で少しもめたようですが、彼は必死に訴え転居してしまったそうです。

オーナーは彼が転居した後、彼が置いたと言う同じ観葉植物を持ち込み、盛り塩もしておいて、一晩その部屋に泊まってみましたが、何も起きなかったそうなのです。観葉植物にも盛り塩にも特に変化は見られません。
彼の訴えは迫真に迫っていたようにも見えましたが、自分が一晩泊っても何も起きないですから、もっと良い物件を見つけたので瑕疵物件だった事を口実に因縁をつけて出て行ったのかも知れないとも思ったそうです。


続きます。

posted by 未熟な修行者 at 23:59 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日記

少しだけですが

2017年08月26日

急に色々と忙しくなってしまっております。
ほとんどが仕事ではありませんけれど。(笑)
すぐに落ち着くとは思います。

面倒な事に見える時期にもなっております。^^;
早く見えなくなるといいのですが。

一応、アップしようと思っている記事があるのですが、まだ纏めきれておらず中途半端な状態です。
パワーストーンの処分の記事の所にコメントした話で、私自身は最初からは関わっていないのですが結構強烈な体験でした。

何も気にせず一通り書いてから、濁した方がいい所を濁し、分かりやすい表現に変えたりなど文章を整えてからのアップになります。今までも整っていない文章ばかりですが。^^;

暫くお待ち下さい。

posted by 未熟な修行者 at 23:44 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記