大日如来

2017年10月17日

コメントを頂きましたように仏様方の御紹介をしていこうかと思います。
私は真言宗系ですので、真言宗での仏様のお話であり、目一杯の独断と偏見に満ちております。(笑)
また、御紹介する仏様の順序には特に意図はございません。

なお、他宗派での教えに異論を挟むものではございませんので御理解下さい。

さて、真言宗と言えば、まずは何をおいても大日如来様です。

日本での名前:「大日如来」
梵名:「マハー・ヴァイローチャナ」

真言宗に於いて、密教世界の中心であり、宇宙(空間だけでなく時間も含む)の真理そのものとされる如来。
「毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)」、「摩訶毘盧遮那仏(まかびるしゃなぶつ)」とも呼ばれる事がありますが、真言宗に於いては同じ如来を指すと考えても良い。(ただ、違う如来だとされる説もある)
梵名の「マハー」は「大(偉大な)」というような意味合いで、「ヴァイローチャナ」は「太陽のように遍く照らす」というような意味合い。
つまり、「マハー・ヴァイローチャナ」を当て字の漢字に直した名前が「摩訶毘盧遮那仏(まかびるしゃなぶつ)」と言う事です。
「太陽のように遍く照らす」という意味を重視して翻訳した名前が「大日如来」になるわけです。

大日如来は「法身仏」です。
「法身仏」とは聞き慣れないかも知れません。仏の姿には三身と言われる「法身仏」、「報身仏」、「応身仏」があります。

釈迦如来は人間の姿で生まれ、修行を行ない悟りを開いたのちに教えを広め、臨終を迎えた仏様です。仏が衆生を救済するために人(とは限りませんが)の姿で現れたとされます。このような仏様は「応身仏」と言います。人に教え諭すため人に応じた姿で現れた仏と考えるのが良いかと思います。

阿弥陀如来や薬師如来は、行を積んで悟りを開き、衆生を救うと誓願を立てた仏様です。つまり仏様の救済の意志そのものである仏様で、このような仏様は「報身仏」と言います。誓願に報いるため現れた仏と考えるのが良いかと思います。

それに対して悟りのそのもの、絶対的な真理そのものである仏様を「法身仏」と言います。
つまり本来は色も姿形も無いものです。法(真理)そのものの仏と考えるのが良いかと思います。
「応身仏」や「報身仏」として現われる仏様も行を積んで真理を悟りますので、それらの仏様を成立させる根本的な仏でもあります。

おかしな事に本来は姿形も無いはずの「法身仏」の大日如来の仏像があるのが不思議ですね。
これは他の如来と同じように人の姿で現しただけです。なので、どの如来も顔や体つきはそっくりです。
但し、大日如来は如来の中で唯一、豪華な冠をかぶって、ネックレスやブレスレットのようなアクセサリーを身に着けております。(菩薩は装身具を身に着けているものが多いです)
何故このような姿として仏像が表されたのかは、密教世界の王者と言う意味で豪華にされました。

また他の仏様はすべて大日如来の化身であるとも言われます。
どの仏様も真理を悟っているので、その真理そのものである「法身仏」の大日如来であるとも考えられるからです。


う〜ん、興味の無い方には別に面白くもない記事ですね。
でも、今後もネタに困ったら仏様を紹介していきます。^^;


posted by 未熟な修行者 at 22:45 | Comment(9) | TrackBack(0) | 日記

神無月ですね

2017年10月09日

何か丁度いいくらいのボリュームのネタがないかなと思っていましたが、そう言えば10月じゃないですか。

10月は「神無月」と呼ばれ、全国にいる神様が出雲大社に集まる月だと言われたりします。
出雲では神様が集まっているので「神在月」と言うようですね。
そのせいでしょうか、日本全国の神社にいらっしゃる神様が不在になってしまう神無月には出雲大社以外の神社には参拝しても意味がない、とまで思われる方もいるようです。

実際は旧暦の10月で考えるべきで、出雲大社で「神迎祭(かみむかえさい)」から始まる神事が行なわれるのは今の暦ですと11月終わり頃からなのですが、そこは気にしないで下さい。(笑)
今の暦での10月も神無月と言うのは一般的な事です。しつこいようですが気にしては駄目です。^^;

神無月の語源ですが実は詳細不明で、神様が出雲大社に集まって他の所では不在になるからというのは俗説です。
神無月が神が不在だからと言う意味ではなく、「無」と言う字は「の」という意味であると言う説が有力です。つまり「神の月」と言う事です。
全国の神様が出雲に集まるので出雲では「神在月」、その他の場所では不在なので「神無月」というのは出雲大社の御師(参拝や宿泊の世話をする下級神職)が広めたと言われております。


まず、「出雲大社(正式には「いずもおおやしろ」と読みます)」の御祭神は「大国主大神(おおくにぬしおおかみ)」です。
因幡の白兎のお話しで兎を助けた(その時は大穴牟遲神(おおなむちのかみ)という名前でした)事でも有名な神様です。
大国主大神様は国津神と呼ばれる神様の主宰神、いわゆるトップの神様です。
国津神と言うのは地上に現れた神様の事です。他に良く知られているのは素戔男尊(すさのおのみこと)、木花之佐久夜毘売(このはなさくやひめ)、稲荷神として知られる宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)などの神様がおられます。

一方、天津神と呼ばれる神様達もおります。
こちらは高天原にいる神々または高天原から天降った神々を指し、良く知られているのは伊邪那岐(いざなぎ)や伊邪那美(いざなみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)などの神様がおられます。

主旨から外れますが、素戔男尊は天照大神様の弟なので天津神のはずですが、姉である天照大神様から不興をかって高天原から追放されたため国津神と言われますが、解釈は資料によっても曖昧で素戔男尊自身は天津神で、その子孫が国津神であるとしているものもあります。


話を戻して、大国主大神様は「葦原中国(あしはらのなかつくに)」と呼ばれる国を作りました。
そして、なんやかんやあって天照大御神様へ国譲りしたのです。その際に住居として天津神に建ててもらったのが出雲大社と言われています。
(古事記や日本書紀を読めば、どういう経緯か分かります)
つまり、出雲大社というのは国津神のトップの御屋敷ということです。

国津神のトップの御屋敷ですので、集まるのは国津神だけであるという説があり、天津神は神無月になっても出雲大社には出向かないと言われておりますので、天津神を祭神としている神社であれば神様はいると言う事になります。
ちなみに、国津神の中でも諏訪大社に祭られている建御名方神(たけみなかたのかみ)は出雲に行かないそうです。それは国譲りの際に、天津神側の建御雷神(たけみかづちのかみ)との力比べに負けて信濃の諏訪に追いやられ、今後はこの地から一切出ないと約束したからです。

いやいや、そうではなく国津神だけでなく天津神も集まるんだよという説もあります。
そうなると本当に各地の神社の神様が不在になってしまう、それでは困るとなったためなのか、留守番をしてくれる神様がいるとされています。
それが七福神の一人、恵比須神(えびすしん)です。
他にも金毘羅神(こんぴらしん)、竈神(かまどしん)と言った神様も留守番をしてくれるとされている事もあります。

色々な説がありますが、とにかく神様がまったく不在と言う事にはならないとも言われます。


で、ここから私の個人的な感覚が前提の意見になります。
神無月だからと言って国津神を御祭神とする神社が神様不在になると言う事は無いようです。
参拝した時に感じる神様の神聖な感じに特に変わりはないからです。
以前にこの記事で書きましたように勧請されてきた神社の場合は、御祭神の部下に当たるような神様が派遣されてきているのか、もしくは眷属の方が来ているのかと思うのですが、そういった方々は出雲大社には出かけないのかも知れません。

仮に部下に当たる神様も出かけるとしても、神様のお遣いなどの眷属の方々は残っていらっしゃると思います。眷属の方は自身の仕える神様に報告したり、神様に変わって御利益を授けたりなどもします。
なので、神無月だから神社に参拝しても意味がないと言う事などありません。
安心して御参拝して頂いて大丈夫です。


修行者らしい話をと思っていましたが仏教の話ではないですし、結局そこそこ長くなると言う。(笑)

posted by 未熟な修行者 at 23:59 | Comment(12) | TrackBack(0) | 日記

さて何を書こう^^;

2017年10月05日

少し修行者らしくない話が続いたので、それらしい話を書こうかなと思っております。
修行者らしい話と言っても細かい事は私は説明できる立場ではありませんので、それはそれで結構大変かもしれませんけれど。

霊の話でもいいのですけど、暈さなきゃいけなかったり言葉での説明が難しいなどで割と手間がかかるので。(笑)


言い訳のように書いていますが、実はちょっとだけ忙しくなってきてしまったのです。^^;
数少ない訪問者様の為にも記事をアップしたいところなのですが、あまり時間をとれなかったりして、丁度いいくらいの長さで、そこそこ内容のあるネタは何かないかなと。(笑)

という訳の分からない瞑想、じゃなかった迷走しております。
安易な方向の記事を書くかも知れませんが、暫くお待ち下さい。

posted by 未熟な修行者 at 22:43 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

乳幼児の意外な力

2017年10月03日

先日、少し面白い光景を見かけたので、そのお話を簡単に。

保育園児でしょうか。お散歩している光景を見る事があると思います。
自分で歩ける子は並んで、まだ自分で歩けない子はカートのような物に何人か乗せてお散歩している光景を良く見かけます。

丁度、見える時期だったのですが、そういったお散歩している子供達の前方に霊が見えました。
と言っても、もう薄いグレーのモヤみたいな感じで、あと少しで消えるんだろうなという既に人の姿をとどめていない霊です。

偶然そこに居合せただけで、おそらく大した影響を及ぼす事も無さそうな霊だとは思いますので大丈夫でしょうが、万全を期すなら避けて通った方がいいのでしょう。
とは言っても、引率している何人かの保母さん方に下手にそんな事を言えません。
そんな事を言ったら怪しいどころではなく、不審者と思われかねません。(笑)

ちょっと気にはなったので目の端の方で見ておりました。
変な話ばかり書いている私ですが一応は修行者ですから、こういう時は子供達の守り神と言われている地蔵菩薩様かなとか考えて、微音で真言を唱えました。微音というのは傍に人がいても聞こえないくらいの小さな声で、真言の唱え方の一つです。
ですが、焦っているのか以前にも書いた三密の中の意密がさっぱり伴いません。
ただただ真言を唱えているだけになっておりました。焦れば焦るほど意密が伴いません。
さすが未熟者という感じでしょう。^^;

そうこうしている内に、その霊に子供達がどんどん近付いていきます。
するとカートに乗っている子供達の内の二人が急に大きな声で泣き出しました。

その途端、霊が吹き飛びました。消えたわけではなく、風に煽られた煙のように遠くに吹き飛ばされたという感じに見えました。

泣いている二人の子は保母さん達が抱き上げて宥めたからなのかすぐに泣き止んでおりました。
その子達にその霊が見えたのかどうかは分かりません。普通にカートの上で掴まり立ちをしていただけの子です。

乳幼児の泣き声で霊が吹き飛ぶ光景を見たのは初めてです。
乳幼児の近くにまだ人の姿を保っている霊がいるのは見た事はあり、その時はと言うか、その子は泣きもしませんでしたが。
私が見える時期であり、そこにあと少しで消えそうな霊がいて、それが見えているのかも知れない乳幼児がいて、という条件が揃う事がまず無いので見た事が無いだけなのかも知れません。

もしかしたら乳幼児には意外な力があるのではと。
地方によっては、乳幼児を泣かせて魔を祓うと言う行事があるらしいですし。


未熟な私の祈りなんかより、よっぽど強力ではないかと少々凹みました。(笑)

posted by 未熟な修行者 at 00:25 | Comment(14) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件F

2017年09月27日

やっと、このお話が終わりになります。
散々長くなった挙句に申し訳ないのですが、詳しく書けない事が多いので、この記事だけ妙にアッサリしてしまっております。お許し下さい。


続きです。

オーナーに電話で説明してから三日後の朝9時のことです。
私とY君はオーナーは、問題のアパートがある土地の氏神様の神社の近くで待ち合わせました。
そして、そのまま神社に参拝します。
Y君が念の為に御札を頂いていこうと言い出し、3種類ほどの御札の中から
「あ、多分これがいいよ」
と言った御札をオーナーが授かりました。
「ここの神様にどれがいいか聞いたら、この御札がいいって教えてくれた〜」
そうY君が言います。どれがいいのかを心の中で聞いていたら頭に浮かんだそう。
商売繁盛の御札でいいのだろうかという疑問が湧きましたが、神様が教えてくれたならそれでいいのでしょう。^^;
御札を持って再び拝殿に向かって会釈します。

そのまま問題のアパートに向かいます。
アパート近くの駐車場に停めておいたオーナーの車から、用意して貰った物を運んでアパートの部屋に入ります。結構な荷物でした。

さっそく試してみたい事を行なう事になりました。
Y君と電話で話した時にはこういう原因なんだろう、絶対にそうに違いない、とまで思っていたのですが時間が経つにつれ、もしかしたら間違っているんじゃないかと、自信が無くなっておりました。
Y君は
「だいじょうぶだよ〜、他にいい方法も思いつかないし、とにかく試してみないと分かんないじゃん。これで駄目ならお手上げってだけだから〜」
と気楽なもんです。
相変わらず気持ちの悪い空気と言うか念が吹き出している床下にひょいと降りると濁った水晶を拾い上げます。
「これ綺麗にして埋めておくよ、じゃ、進めちゃって〜」
そう言うと水晶を水道で洗い始めます。

用意したお皿の上に半紙を敷き食べ物を乗せるようにオーナーに指示します。
その間に私は深めの器に日本酒を注ぎ入れ、そこに粗塩を一掴み入れて、割り箸でかき混ぜます。
半紙を細く千切った物を幾つか作ると、粗塩を溶かした日本酒をその細く千切った半紙の先に漬け、それを6畳間の北の壁の一部にハタキをかけるように軽く叩きつけます。その後で壁についた日本酒を他の半紙で拭き取りました。
これ、授かってきた御札を貼る場所を浄める方法です。本来は拭き取らず乾くまで待つのですが、日本酒は染みになりやすいので。
オーナーがその壁に半紙を貼って、その上に御札を貼ります。

その後、同じく粗塩を溶かした日本酒を振りかけるように床下の土も浄めます。
この時点でY君が水晶を埋めて戻ってくると
「お、いいんじゃない、嫌な空気がちょっと薄くなってる〜」
と言います。(私には変わったかは分かりませんでしたが)
先に持ち込んでおいて貰った折り畳みの小さなテーブルの上に半紙を敷き、その上にお供え物を並べます。

その後は下手に真似されると宜しくないので詳しく書けません。
祝詞をあげたり、床下の土にお供え物を少し埋めたりです。少しだけヒントを書くとすれば地鎮祭に割と似ております。
テーブルの上にあるお供え物は、翌日に持ち帰って食べたり飲んだりして消費するよう言いました。
翌日私は行けませんでしたがY君が様子を見に行くと嫌な空気がまた弱くなっていると感じたそうです。
最初の頃が10だとすると、9くらいまでに弱くなった感じだったそうです。

結局、この一度だけでは解決までは至るわけもなく、オーナーにはお猪口一杯程度の日本酒、小さじ一杯程度の粗塩と洗って乾かしたお米を毎週一度はお供えし、月に一度は土の中にちょとだけお供え物を埋めて、2〜3ヶ月ほど様子を見る方がいいかも知れないと伝えました。
(案の定、私はその日から体調崩しました)

その後、Y君が1か月後に訪れた時には7くらいの空気に、2か月後には5くらいの空気になっていたそうです。
その間は床板は開いたままではなく、仮に厚めのベニヤ板を置いて塞いでいましたが、お供えする時と窓を開けて空気を入れ換える時には開けるようにして、その部分以外にはオーナーが色々な荷物を置いて倉庫代わりに使っていました。
そんなに急いで貸さずに、いずれきちんと解決するまでこのまま倉庫として使っていようと思ったそうです。

結局、そんな状態が1年以上続きました。
私も4か月後くらいに一度訪れており、その時にはまだ若干感じるなという程度で、Y君曰く2〜3くらいの弱さにまでなっておりました。その際には私も体調を崩す事はありませんでした。
その後もY君がたまに様子を見に行っていたのですが、その2〜3くらいの状態から0になるまでが異常に長くかかったようです。
その間に、氏神の神社にお祓いを頼めばもっと早く解決したのかも知れませんが、同じアパートの他の部屋が空いてリフォームする際の資材置き場として使ったりなどもしていた為に、なかなか機会も無かったようです。
1年以上経過して、もう貸しても大丈夫だろうかとオーナーから再び連絡があり、Y君が見に行った時には既に何も感じない状態になっていたようです。

私が思ったように神様や神様のお遣いが土地を穢された事に怒っていたのが浄めたので収まったようにも思えますが、元々は別の原因であり土地を浄めてお供えをした時点から守ってくれるようになったために収まった可能性だってあります。もっと言えば、床板を外して頻繁に窓を開けて空気を入れ換えたので自然に収まっていった可能性だってあります。
不気味な体験をした居住者とそうでない人もいましたが、その違いも分からないままです。
結局のところ、何だったのかはまったく分かっていないのです。(笑)
考えても分からない事など世の中には幾らでもありますから、今問題無いのであれば別にいいかと思っております。
調べようも無いですし、今は床板もきちんと戻して、現在では事が収まってからの居住者も二人目になっていますが、一人目も二人目も特に何も異常は無いそうです。

そうそう、件の部屋は念の為に床下に岩を置き、その上に立てた板に御札を貼ってあるそうです。
その後は床板は開けてないそうですから今も多分そのままあると思います。(笑)


終わりです。
やたら長かった割にほとんど怖くもありませんし、何だったのかも結局は分からずじまいと言う中途半端さで申し訳が無いです。^^;
今後は細かい描写や説明はなるべく避けようと思いました。(笑)

posted by 未熟な修行者 at 23:17 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件E

2017年09月25日

あまりに長くなってしまい読んで下さっている方に申し訳ないような気がしております。
今月はこのお話しの記事だけで終わりそうな勢いです。(笑)


では、続きです。

身体に影響を受けてしまったのか、その日に帰宅してすぐ頭痛と吐き気に悩まされました。吐き気は一晩寝たら嘘のように治りましたが、弱い頭痛は翌日も残っていました。

また二日後に、やはり水晶が濁ってしまったとオーナーからY君に連絡があったそうです。
Y君もどうすればいいか考えあぐねたようですが、二日しか経っておりませんし、私もやはり何も思いつきませんし思い出せませんでした。
Y君の強制的に霊を消えさせる必殺技(何かは内緒です)も何度か試してみたらしいのですが、霊じゃないからなのか、力が強いからなのか、まったく効かなかったらしいです。
私もY君も、お手上げかな、と思い始めていました。
一般の方より少々不思議な体験をする事が多いとは言ってもただの人間ですから、分からない事も知らない事も山ほどあります。

そんな手探り丸出しの意見を出してみました。
「あの床下の地面から出ているのは確かだから、いっそのこと土を全部入替えればどうかな?」
「それも大変だよね〜。どの辺りまで掘って入れ替えればいいのかも分からんし〜」
「まぁ、確かに。でも水晶取り換えてもキリが無い気がするね」
「うん、持ってるのを全部使っても駄目だったりして〜。こうなったら聖水でもまいてみる?教会で分けて貰えるかな〜」
「信者でもない人には分けてくれないんじゃない?」
「だよね〜。簡単に作れもんなら作るんだけどな〜」
「確か、カトリック教会で水に塩を入れて神父が祝福するんじゃなかったかな」
「よく知ってるね〜。神父じゃなきゃ作れないのか〜」
「カトリック教会にも行ってみてた時期があるからね。信仰が無い人が作っても使っても只の塩水でしかないって聞いたよ」
「信仰が無きゃ駄目か〜。なら、まだ俺等が身近な方の神社にいる神様の方がいいかな〜」
「手水舎の水でも使ってみるってこと?」
「それが効くならいいけどね〜。神様がさくっと出張して直接解決してくれると楽なんだけどね〜」

Y君が言った「神社」、「神様が出張して」と言うキーワードで、あの部屋の空気に似たものをどこで感じた事があるのかに突然思い当たりました。
聞いていた自殺の状況が酷いものだったせいなのか、霊的なもの、もしくは残ってしまった強い念とばかり思っていたので、その事に思い当たりもしなかったです。

「分かった、あれは神社だ!あの部屋の空気の感じって神社に参拝しようとして拒否された時の空気にかなり似てるんだよ」
「え、参拝を拒否?誰に?」
「たまにしかないけど参拝しようと境内に入った瞬間に具合が悪くなったり、入ろうとしただけで入ってくるなって言う空気で一杯になる神社が本当にたまにあるんだけど、あの空気の感じに似ているんだよ」
「それって変なものが住みついちゃってる神社じゃないの〜?」
「そう言う類の神社なら最初から参拝しないよ。たまに拒否される神社あるだろ?」
「え〜、俺はそんなこと無いけどな〜」

まったく同じわけではありませんが、私があの部屋で感じた空気は参拝を拒否された時の神社の空気と良く似ていたのです。
霊の気配のように最初から禍々しいものではなく、きちんとした正常な空気ではあるのですが全力で拒否された時の感じに似ているのです。
と言っても、あの部屋の空気は正常には程遠いのは事実で、まったく違うけれど似ていると感じるのです。

Y君は神社で参拝を拒否された事など一度も無いため知らないそうです。
(それはそれで私としては何か釈然としませんが)
あの空気に何か知っている感じが微かに混ざっているとY君が思ったのは神社で感じる空気の一部であったために知っている感じがしたのではないか、そういった事も含めて一生懸命にY君に説明しました。

「は〜、なるほどね〜」
「と考えたら、霊じゃないってのも分かる気がしない?」
「産土神とか氏神とかの土地神ってことか〜」
「あの場所にいるんじゃないとしても、神様や神様の遣いが守ってくれているのに穢されたと思われているとかは?」
「神様には人間の常識なんて当てはまんないだろうから無いとは言えないかもね〜。実際にきちんと祀らないといけない祟り神なんてのもいるわけだし〜」
「ただ、神社にはお祓いして貰ってるんだよね、なら、やっぱり違うのかな」
「ん〜、もしかしてだけど、亡くなった人の霊と部屋に対してのお祓いだったのかもね〜」
「土地に対してじゃない、ってこと?」
「うん、床下まで染み出して土地まで穢されているとか普通は分からないもんね、そう言われれば俺も気になった事があるわ〜」
「何?」
「あのアパートの割と近くに神社があったよね〜。あの神社は多分だけど産土神とか氏神の神社じゃないと思うんだけど、そういった神社にお祓いして貰ったのかも知れないね〜」
「あの土地を守る神様の神社ではないって事か」
「土地の神様に絡む事はその神様の神社に頼むのが正解だし確実だろうからね〜」
「だとしたら、あの土地の神様を祀っている神社に土地のお祓いをしてもらうのが確実かな?」

Y君も試してみる価値には異論は無いようです。
ですが、あくまでも推測でしかないので、それが確実なのかどうか分からないのが気になるようでした。
それほどの金額では無いとしても床を開けて貰う工事をお願いしてお金を使わせてしまっている訳です。
「どっちにしろ、床は開けないと分からない事だったから、それは気にしても仕方ないんじゃないの?」
「ま〜、そうなんだけど〜。結果的には長期間穢れたままだったって事も気になるんだよね〜」
「すぐに改善はしないってこと?」
「やってみないと分からない事だけどね。でもお金を使わせるのは気が引けるから、とりあえず俺たちで出来る事があればいいんだけどな〜」

その気持ちは分かります。確実なのであればお祓いを頼んで貰えばいいだけですが、生憎な事にここまで全てが手探りですので説得力も無いでしょう。
「神道系の土地を浄める簡易的な方法なら知っているけど、まずそれやってみる?何か変化がみられるかも知れないし」
「え〜、知ってるんなら最初から提案してよ〜」
「だって、土地の神様絡みとかって考えは全然頭になかったから」
「そりゃそうかもだけど〜、とりあえずそれやってみよっか。どうすればいいの〜?」

とりあえず用意する物を伝えました。
第三者である私達が用意するより土地の持ち主が用意した方がいいのでオーナーに用意して貰う物が殆どです。これらは神様にお供えするお酒や食べ物です。
私達の方で用意する物も若干ありますが、たいしたものではありません。

Y君は早速オーナーに連絡を取りました。
案の定、お祓いを頼んだ神社は氏神ではなく、Y君が言っていた近所の神社だったそうです。その神社の人と知り合いなので深く考えずに部屋のお祓いを頼んだのだそうです。お寺に頼んだお祓いも部屋にいると思われる霊の供養のものだったそうです。

土地のお浄め、と言う前提で私達で試してみたい事がある、おそらくすぐに解決と言う訳にはいかないが解決への糸口にはなるかも知れないこと、改善しそうだと分かったら土地を浄めるお祓いを正式に頼むという手もある事などを説明しました。
オーナーの意向を伺ってみると是非やってみて欲しいとの事でしたので、用意して貰う物を伝えました。
私達が行ってそれを行なうまで水晶はそのままで、晴れた日に窓を開けに行くだけにしてもらいます。


続きます。
次でやっと終わりの予定ですが、書くのが憚られる内容が多くて、とても中途半端な感じで終わってしまうと思います。^^;

posted by 未熟な修行者 at 23:20 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件D

2017年09月23日

仏教信者らしくない記事がいまだに続いていますが、本日は秋の御彼岸の中日です。
彼岸入りが先の20日で、彼岸明けは26日です。
(べ、別に忘れていたわけではありませんよ)
御先祖様に感謝の気持ちを持ち、ホンの僅かでも良いので人として正しく生きる努力をしましょう。詳しくはこちらを。^^;


さてさて、続きでございます。

新たな水晶を置いたY君は
「他にも何か方法が無いか考えてみますね」
と言うと、とりあえずは前回と同じように窓を開けたり様子を見たりするよう伝えます。
水晶は吹き出している念と言うか空気を浄めてくれるかも知れませんが、もっと根本的な手段でこの床の下にこもった念を浄化してやらないと駄目なのでは無いかとY君は思ったのだそうです。

その二日後にY君から私に連絡がありました。
新しく置いた水晶がまた濁ってしまっているとオーナーから連絡が来て、取り換えに行かなくてはならないのだそうです。
しかし、霊も見当たらないし霊の仕業と言う感じでも無く、物に宿ってしまった念のようにも感じるけれど今一つ何なのかが分からないので時間があるなら一緒に行ってくれないだろうかとの事でした。
「大丈夫だよ〜、いわゆる霊ってのはいないから」
「でも、悪影響受けたりしてる人もいるんだろ?」
「部屋の中だと多少気持ち悪くなったりするかもだけど、短時間なら外に出ちゃえば多分大丈夫だと思うからさ〜、頼むよ〜」

今迄の経緯も聞いて私はそれはもう無理なんじゃないかとも思ったのでした。
霊であるならY君が何とか出来るかも知れませんが、霊の姿も見えず、その嫌な空気と言うか念はいわゆる霊の気配とは違うものと感じるのですから、いくらY君でも対処できないものなのかも知れません。そうであるなら部屋は貸さずに倉庫にしてしまった方が良い気もします。

そう正直に言うと
「そうなんだけどね〜、何か方法がある気もするんだよね〜」
「霊だったら何とか出来るんだろうけど、そもそも霊も見当たらないし気配もないんだよね?」
「うん、ただ何か引っ掛かるんだよね、知ってるのに思い出せないみたいな〜。君なら何か気付くかもと思ってさ〜」
「いいけど、また強制的に見えるようにするつもりだろ?」
「いやいや、霊はいないと確信あるからさ〜。見えなくてもあの嫌な空気は感じる事が出来るだろうから、それで充分だと思うんだよね〜」
「正直見えるようにされると後が面倒だから、見えなくていいなら楽でいいけどね」
「いないから見えなくていいんだけどさ。なんて言うのかな、ほら、タチの良くない霊がいると、その辺にいる霊まで引っ張られてきちゃったりする事もあるじゃん、そういうのすら見当たらないんだよね〜」
「何にも寄ってきていないの?」
「うん、まったく何にもいないんだよね〜。あれがタチの良くない霊が原因でここまで長く続いているんだったら、普通は他の霊にも居心地がいいのか何かしら寄って来るようなもんだけど何もいないんだよ〜。そこも引っ掛かってるとこなんだよね〜」
「ふ〜ん、訳が分からないね、何だろう」
「あれだけ嫌な感じなのにオーナーは何も感じないってのも不思議と言えば不思議だしさ〜。何か気付いた事があれば教えてくれればいいから」

Y君は何か違和感があるようですが、正直なところY君に分からないものが私に分かるとも思えません。
見に行くだけ(いや見えないけど)でよくて、それで些細な事でも何か気付くことがあるのならば、少しは役に立てるかもしれません。
Y君が商売でやっているのであれば手伝う気持ちも湧かないでしょうが、Y君は何か力になれるならという気持ちだけでやっているので私も断り辛いです。
それに、私は関わらない方がいいとY君が判断した場合は、手伝うと私がいくら言っても手伝わせてはくれません。Y君が大丈夫だと言う場合にはきっと大丈夫なはずです。


と言う訳で、Y君と一緒に行く事になりました。
アパートの近くでオーナーと落ち合い、問題の部屋に入りました。

Y君が言っていた通りで部屋の外では私にも何も感じ取れませんでしたが、部屋の中に入った瞬間に嫌な空気を感じました。そして件の6畳の部屋に近づくにつれ、嫌な空気が強くなります。
実はこの時、
<あれ?この感じ、何か知ってるような気がする>
と思ったのです。それと同時に、これ以上は近づきたくないと言う感覚を味わいました。

「どう?」
Y君が聞いてきます。
「Y君と違って詳しいわけじゃないけど霊って感じではない気はするね。でもこれ以上近付くのは嫌かも」
「あんま近付きたくない感じ?」
「近付きたくないと言うよりも近づけないって感じかな」
「ふ〜ん、なんだろ?」
「何かこんな感じを知ってる気がするんだけど」
「だろ?何か知ってる感じが少し混ざってる気がしない?」
「混ざってるとかじゃなくって、こんな気配と言うか空気に似た感じをどこかで感じた事があるような気がする」
「え、何か知ってる感じが微かに混ざってるとかじゃなくて?」
「いや、よく似たようなのをどこかで感じた事があると思うんだけど」
「いつ?どこで?」
「う〜ん、いつどこでだったんだろ」
正確に言えば、まったく同じ空気ではないのですが、自分は以前にこれを感じて知っていると言う感覚がありました。
今まで経験した霊体験を色々思い出してみても該当するものが思い当たりません。そもそも霊体験で感じた事があるのであれば、Y君がとっくに分かっていそうなものです。

「とりあえず、水晶取り換えておこっか〜」
そう言って床下に降りると、濁った水晶を拾い上げて私に手渡してきました。
「これ、そこの水道の水で洗って欲しいんだけど、いい?」
「分かった」
キッチンの水道で水晶に対して感謝の念を持って洗うように言われました。
言われた通りに心の中で感謝を述べながら水晶を洗っていると、その内の一つは割れてしまいました。力も入れていません。ひびが入っていたようです。

Y君はその間に新しく水晶を置いて、床下から上がってきました。
そしてY君と一緒に庭の端の方に適度な穴を掘り、中に粗塩を少量ふってから、水晶に感謝の念を持って穴の底に入れ、土をかぶせてから粗塩を再度少量ふりかけ、再び感謝を念じるようにと言われました。
「水晶って、こうやって処分するんだ?」
「うちの婆様が言ってたんだ〜、土から出たものは役目を終えたら土に戻すのがいいんだってさ〜」
「土って言うか岩から出たんだろ?」
「そこは気にしなくていいの、大地に返せばいいんだよ〜」
「粗塩は?」
「お浄めの為かな〜、綺麗な所に返してやるってことだと思うんだけど、よく分かんない」
「他のパワーストーンとかでも同じ方法?」
「うん、そう。海とか川に沈めても大丈夫みたいだけどね」
「へ〜」

そこまででオーナーに再び様子を見てもらうようお願いしました。
私まで付き合わせてしまっている事に恐縮しきりでした。
「水晶置いた後は嫌な空気が少しだけですけど弱くはなっているんですよ〜。もう少し根本的な何かの方法が取れれば、もっとマシになると思うんですよね〜」
Y君はそう言いました。
「難しいようであれば、もう諦めて倉庫にでもしますから」
とオーナーは言っておりました。
Y君が私を指差して
「彼が何か知っている感じと言ってたので、それが何か思い出せれば方法も思いつくかも知れません」
と言いました。
実際のオーナーの気持ちとしては、駄目なら駄目で早くケリをつけてしまいたいと言う気持ちもあるでしょうし、何より時間ばかりかかって迷惑なのかも知れません。
ですが、オーナー自身に差し支えがないのであれば、もう暫く様子を見たいと言う事を伝えました。
と言うのも、私もY君も何か喉に魚の小骨でも刺さっているようなもどかしさがあったからです。
あと少しで何か思い出せそうなのに思い出せないと言うモヤモヤした気分だったのです。

「それは手間を取らせているのはこちらですから問題はありませんが。仕事ではないからお礼も要らないと言われていながら、ここまでして頂くのも申し訳ない気がして」
とオーナーが言います。
「お礼は要らないですけど実費は頂きますよ〜、今んとこ何処にでも売ってる粗塩くらいしか使ってませんけどね〜」
とY君。
「水晶だって何個も使ってますが、そちらは?」
「うちの婆様から、何かあった時に使えと貰った物なので大丈夫ですよ〜」
「そんな大事な物を」
「いやいや、こういう時の為にくれたんだと思うんで気にしないでいいです。お金取ったら怒られますわ〜」

私まで引っ張りだしてきたのが気になったのか、解決出来ても出来なくても手間賃程度は出させて欲しいと粘られてしまいましたが、祖母との約束でお金を頂く事は絶対に出来ないとY君が必死に固辞していました。
部屋を後にしてオーナーと別れた直後に
「こういうやりとりも面倒なんだよね〜。お金取ったら婆様が絶対に夢枕に立って怒るってのに〜」
と言ってました。Y君が言うと本当に夢枕に立ちそうですがそれは冗談のようです。

とりあえず、その日はY君とも別れて帰宅しました。
何か思い出したら連絡すると言う事で。


まだ続きます。
いつも超あっさり書き過ぎなのでもう少し細かく書こうと思っての試みでしたが、やはり描写は今迄通りあっさり書くべきだったかもと少し後悔しております。(笑)


posted by 未熟な修行者 at 21:52 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件C

2017年09月18日

記事一つ一つを短めにしていたせいか、まだ終わりません。(笑)
なので今回から少し長めの記事にする事にしました。


では続きです。

まず床を工事して、更にその後フローリングに変えたわけです。
「う〜ん、でもこの床からなんだよな〜」
とY君。
「ここに霊が見えるんですか?」
とオーナーが聞き返しました。
「いや〜、霊の姿はまったく見えないんですけど、よろしくない念と言うか気と言うか、そういうもんが吹き出してるんですよ、ここから」

良くない空気と言うか念と言うかが床から立ち上っているのですが、霊の姿はまったく見えません。
Y君は、霊が一時的に姿を隠していたとしても霊独特の気配のようなものを感じ取ることが出来る事が多くあります。この良くない空気から感じるのは多くの場合に霊の気配として感じ取れる気配とは若干違う感じがしたそうです。

「床下ってどうなってます?コンクリートの基礎ですかね、それとも土の地面ですかね?」
「確か、土だったと思います」
「リフォーム代とかかなりかかってますよね〜?」
「結構かかりましたね」
「半額くらいは遺族や保証人に請求出来ました?」
Y君が思いついたのは、もう一度ちょっとした工事をしてもらうと言う事でした。
まず、現時点で良くない空気が吹き出している事、霊の姿はまったく見えず、更には霊の場合に感じる気配とも若干違うと言う事しか分かっていません。
こうなれば、この床を剥がす工事をして貰い、床下を確認してみるしかありません。
リフォームに結構な金額がかかったでしょうから、自己資金の負担が多いようだと忍びないと思って聞いたのでした。

オーナーの返事は
「請求はまったく出来なかったんです」
そういうものでした。
唯一の肉親は遠い田舎に住んでいる、ほぼ付き合いの無い従兄弟夫婦のみで保証人を頼む事も出来ず、自殺された方が居住をはじめる際に保証人となった方は勤務先の会社の社長だったのだそうです。
その会社は彼が自殺する1ヶ月ほど前に倒産してしまい、社長の所在も不明である事が分かったそうです。社長の居所を探し出すにもお金と時間がかかる事、会社が倒産しているのであれば工事代金の請求をしても支払いなど実際にはほぼ出来ないだろうという事もあり、仕方なく全額をオーナー自己負担でリフォームしたのだそうです。
実は自殺後の火葬なども唯一の肉親である従兄弟が拒否をしたため自治体での火葬と無縁仏としての埋葬になっています。更に遺された家具などの引き取りも拒否され、オーナーが処分しています。

その話を聞いたY君は躊躇したそうです。
単純に霊の影響と言う感じでは無いので必ず解決できるかは分からない。それなのに更に負担をさせてまで工事をしてもらい、解決できるかどうかを試す必要があるだろうか。
オーナー自身や他の部屋の居住者には影響が出ていない(実は他の部屋では何も起きていないのです)のであれば、人に貸さずに倉庫として使ってもらう方が良いのではないかと思ったそうです。
Y君は正直にその事を伝えました。

するとオーナーはその場で馴染みの内装業者に電話をかけました。
Y君の言う、床を剥がす工事は簡単に出来る上、剥がした床を元に戻す事も可能な為、人件費プラスアルファくらいの金額で可能との事でした。
オーナーは迷うこともなく、ここまでやったのだから更にそれくらいの負担は構わない、見てもらってやはり駄目だと言う事であれば倉庫として使うと言うことにしたいと言いました。

工事の手配を進めて貰い、床下が見える状態になったところで、Y君が再び訪れて見てみると言う事になりました。この際の注意点としては、床下の土はあまり触らず、なるべくそのままの状態を維持してもらうよう伝えました。

数日後にY君に連絡がありました。
Y君も気になっていたのか、仕事が終わって帰宅した後に準備を済ませてから行って見てみると言う事になりました。オーナーには懐中電灯、スコップ、バケツ、古新聞を5部ほど用意しておくように伝えました。

Y君が問題の部屋に到着しました。
剥がした床板からは何も感じませんでしたが、遮る物が無くなったためか床下から立ち上る空気と言うか念は更に強くなっているように感じたそうです。
懐中電灯で床下を見てみると、土の状態は見た目では特に問題があるようには見えませんが、明らかにその土から異様な空気と言うか念が吹き出しています。辺りを見回してみても霊の姿もまったくありません。
とりあえず霊を追い払う時にY君が行なっている方法(これ説明できません)も試してみましたが何も変化は無かったそうです。霊とはまた違うものなのかと思ったそうです。
とにかく、この土というか地面が問題なのだろう、これを浄めれば問題は無くなるのではないかと思ったそうです。

「多分、この地面が問題なのかも知れませんね〜。遺体から出た体液などが染み込んでいるかも知れませんので、表面の土を削り取っちゃいましょ〜」
そう言うと、Y君はオーナーからバケツとスコップを受け取ると躊躇なく床下に降り、表面にある土をバケツに入れていきます。
バケツが一杯になるほど削り取りましたが、床下の土から立ち上がる異様な空気は変わりません。
とにかく床下から一旦上がって、部屋の窓の外にある小さな庭(と言っても1畳も無いですが)に古新聞紙を広げると、その上にバケツの土を乗せて平らに広げます。

それを七回繰り返しました。
庭一面に新聞紙が敷かれて、その上に平らにならした土が乗っています。
ただ、そこまでしても床下から立ち上る異様な空気はあまり変わりなくキリがありません。
「明日は晴れるみたいなので、このまま置いておきましょ。明日は仕事休みなので昼くらいにまた来ます」
翌日の朝日である程度は綺麗に浄まった土を床下に戻せば、いくらかは中和されるかも知れないと思ったようで、その後の事は状態を見て考えようと言う事になったそうです。

帰宅したY君は、霊の姿も気配も感じない事から本当に霊の影響なのではなく、土地が穢れてしまった為に不気味な現象が起きているのかも知れないと思ったそうです。そうなると土地に染み付いた良くないものを浄化してみるのが良いかも知れません。朝日で浄められた土を戻すだけでは浄化しきれないかも知れません。

そこでY君は彼のお婆さんから貰った水晶を使ってみる事にしました。
この水晶は掘り出したままで加工されていません。お婆さんの旦那さん、つまりY君のお爺さんが若い頃に風呂を岩風呂風にするために手に入れた大きな岩を割ってみたら、中に大量に含まれていたのです。
途中で飽きたのか面倒になったのか、結局は岩風呂風にはしなかったそうですが。(笑)
お婆さんは水晶を掘り出して大事に保管していましたが、孫であるY君が霊を見る事が出来るという事を知り、何かあった時の為に全部くれたのだそうです。
私も見せて貰った事があるのですが、かなり大量に持っています。プラスチックケースに粗塩を大量に入れて、その中に水晶を埋めて保管しています。長さ7センチ径3センチくらいの割と大きな結晶もたくさんありました。大きさがバラバラなのも含めると80個以上あるそうです。
その水晶を幾つか持っていって浄める手段として使って見る事にしたのです。

翌日、Y君が訪れてみると、外に出した土には問題がありませんでした。
ですが床下からは相変わらず異様な空気が立ち上っています。とりあえずは土を床下に全て戻した後、異様な空気が立ち上っている所を囲むように持参した水晶を置きました。
すると若干ですが異様な空気が弱まりました。時間はかかるかも知れませんが何度か繰り返せば浄める事が出来るかも知れません。
そして、オーナーには今までと同様に晴れた日の午前中には窓を開ける事、その際に置いた水晶に何か変化があれば連絡する事、床板は暫く開けたままにしておく事を伝えて帰宅しました。

翌日も晴れたのでオーナーは窓を開けに言ったそうですが、その後2日間は雨が降りましたので部屋に行く事も無く、当然窓も開けてはいません。
更にその翌日は晴れたのでオーナーが窓を開けに行きました。そして異変に気付きました。

水晶が白く濁って割れているとY君に連絡が(知人経由で)来ました。
Y君が行ってみると白く濁っていますし、一つは完全に割れています。床下に降りて拾い上げてみると白く濁っているのはヒビが入っていたのでした。再び持参した代わりの水晶を置いておきました。
濁った水晶は部屋の前の庭に埋めたそうです。


続きます。
長いな、これ。^^;

posted by 未熟な修行者 at 23:42 | Comment(9) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件B

2017年09月14日

お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
続きです。

Y君が話を聞いた時点でこれは厄介そうだと思ったのは、かなりの時間が経過しているにもかかわらず未だにその影響があるという点です。
ひょっとすると自殺した方は関係ないのではないかと思ったそうです。場合によっては自殺者が出た後に居住された人の何らかの念や因縁が残っているのではないかとも思ったそうです。
また、仮に自殺者の霊が原因であったとしても、ここまで長い期間に渡って影響を出すようでは既に霊に残っている感情は純粋な恨み妬みだけになっているであろうから、霊を説得するなどと言う事は絶対に無理だろうと思ったそうです。
状況によっては、その部屋自体に存在する悪い影響を及ぼしているものを少しずつ何らかの力を持って浄めて散らしていくと言う形で時間をかけていくしかないかも知れないと思ったそうです。

とりあえず見てみない事には何の判断も出来ませんので問題の物件に行くことにしました。
とは言っても、彼も普通に車のディーラーとして働いている身ですので、簡単に多くの時間は取れません。
Y君はオーナーに、自分も普通に仕事をしている為すぐには行けないこと、それから晴れた日には出来る限り毎日午前中のなるべく早い時間に問題の部屋に行って部屋の窓を開けて空気を入れ換える事、なお最低でも週に一度は窓を開けに行った際に簡単で構わないので掃除をすること、そしてこれが一番大事な点ですが、2度も泊まってみて何も不気味な事が起きていない事からオーナーは大丈夫だと思うが、もし何か異変を感じた場合にはすぐに部屋から出て、(Y君は連絡先を安易に教えませんので)相談を持ち掛けた知人経由で自分に連絡するように、そう伝えました。

オーナーはその指示に従ったそうです。
実は仕事の繁忙期であった為になかなか時間が取れず、Y君が実際に問題の物件に行く事が出来たのはそれから10日以上経ってからなのですが、その間オーナーはY君から指示されたとおりに晴れた日には部屋の窓を開けに行っていたそうですが、やはり何も不気味な事は起きなかったそうなのです。

と言う事で、やっとY君が問題の物件を見に行きました。
途中でオーナーと待ち合わせをしてから一緒に向かったのですが、道中はまったく何も感じなかったそうで、問題のアパートの目の前まで来ても何も感じません。
築年数がそれなりに経過しているためお洒落とは言い難いですが割と小綺麗なアパートでした。
1階にあると言うその部屋の前まで来ても何も感じません。

Y君が
「では、鍵を開けてもらえます?」
オーナーが鍵を開けます。
「こちらから何か聞くまで一切喋らないで下さいね〜」
オーナーが頷くのを確認してY君がドアを開き、玄関に入った瞬間に空気の違いを感じました。
説明が難しいのですが、その空気は敢えて言うなら圧倒的な念、それも純粋な悪意の念で、まとわりつくような粘度の高い空気感と思ったそうです。
入ってすぐ右に小さなキッチンがあり、その奥にある6畳の部屋から溢れてきているような感じです。

6畳の部屋に入ってみると、その空気は益々強くなっております。
どうやら、入ってすぐの右の壁側近くの床から、その空気が立ち上っていると感じたそうです。

「亡くなった場所はここじゃないですか?」
そうY君が聞くとオーナーは驚きました。
まさに、その場所にひいてあった布団の上で亡くなっていたのだそうです。
「何か感じないですか?嫌な感じがするとか」
とY君が聞いてみましたが、オーナーは
「いえ、特に何も」
と答えます。

これだけの悪意の念が出ているのにも関わらず、何も感じないものなのかと少し不思議にも思ったそうですが、これまで泊まり込んでみた時も何事も無かったようなので、特別そういったものに対する感覚が鈍いと言う事もあり得ます。
それに、今までの居住者の中にも特に何も感じなかった人はいるようなので、ひょっとすると感じるのも影響を受けるのも人によるのかも知れないとは思ったそうです。

「床も変えたんですよね?」
そう聞くと
「畳と捨て張りの板、それと根太に染みがあったので」
とのことでした。
構造が分からないと理解しにくいので簡単に説明すると、大引と言う太めの角材の上に交差するように根太と言う少し細めの角材が渡され、その上に捨て張りという下地の合板が張られて、その上に畳が敷いてあったのです。
要は遺体の腐敗が進んで体液その他諸々が染みてしまったらしく、その染みがあった部分はリフォームに先駆けて工事して変えてもらったのでした。
とりあえず暫くは倉庫として利用するため下地の合板までにしていたそうで、1年半後にリフォームする際に床はフローリングにしたのだそうです。

まだ続きます。


posted by 未熟な修行者 at 23:37 | Comment(8) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件A

2017年09月05日

続きです。

それから1ヶ月と少し経った頃に、内見に来たのは20代後半の女性だったそうです。
もちろん瑕疵物件である事を伝えました。
「私ちょっとだけ霊感あるんですけど別に何もいませんよ」
とまったく気にしないようでした。
そこで先住者の方の話もして、念の為にオーナー自身も一晩泊りこんで様子を見たが何も起きなかったのだと言う事を伝えました。
「多分、うまい言い訳に利用されたんじゃないですか」
そう言って入居しました。
ところが、彼女は3日もしない内に部屋には寄り付かなくなり
「この部屋には住めない」
と言って、2週間ほどで転居したそうです。
しかも転居の旨を電話で伝えただけで、荷物もすべて引越し業者に任せっきりで、一度も姿を見せる事も無かったそうです。


こうなるとオーナーも不安になってきます。
今度は知り合いのお寺さんからお坊さんに来てもらい、お祓いをして貰ったそうです。この際に一通りの経緯も説明した上で、そういった場合に行なうお祓いをして貰ったそうです。

そしてオーナー自身が再び泊まり込んで様子を見て見る事にしました。
ただ、自分はそういうものを全く感じ取れない人間なのかと思ったので、友人に頼み込んで一緒に一晩泊まってみましたが、やはり何も起きなかったそうです。
ひょっとしたら、お坊さんのお祓いの効果があったのかも知れないと思ったそうです。


少し噂になったのか、その物件だけ内見する(だいたい友人と一緒に来る)人が何人かいたそうです。
次の入居者はそれから3か月後くらいに決まりました。
何人か居住者がいたのですから既に告知する必要も無いと思うのですが、オーナーの意向で告知はしたそうです。
20代後半の男性でした。
部屋に悪臭が漂うと言う事、夜中に誰かが近くで喋っている声がすると言う事を訴えて、4ヶ月と少し住んだだけで出て行ったそうです。


やはり人に貸すのは諦めて倉庫として使うしかないかとオーナーが諦めかけた時に、不動産会社からそういった事に詳しくて解決できるかも知れない人がいるので相談してみたらどうかとY君の事を教えられたそうです。不動産会社に勤務していた人のお兄さんがY君の知人なのです。

実はY君は不動産会社や賃貸物件のオーナーさんからの相談にはあまり積極的ではありません。
そういった方々から商売する上でいいように利用されてしまう恐れもあります。
Y君自身は商売で相談を受ける訳ではないですから、問題があるなら貸さなければいいだけだと言い切ってしまう人です。(笑)
しかし、伝手となった知人から概略を聞いた時点で、何故だか相談に乗ってあげた方が良いと思ったそうで、今回に限って相談に乗ると答えたそうです。

いつも相談に乗る際には必ず言っている事ですが、今回は一般の個人的な相談ではないので念入りに約束して貰いました。
それは、安易に他人や不動産会社内で自分の事を話さないように、もし話した場合は次に何かあっても絶対に相談には乗らない、と特に念押ししたそうです。
実際には、こういった約束が守られるよう色々な条件を突きつけています。明かせませんが、半分脅しみたいな事もY君は平気で言います。
と言っても完全に話が洩れないなんて事はありませんが。^^;


Y君は最初から少々厄介そうだと思ったそうです。
何故なら、自殺があってから入居者がいない期間も合わせると少なくとも3年は経過している訳です。
たいした霊じゃなければ数か月も経過すれば消えていなくなっているはずで、3年も経てば少々しつこい霊でも消えているはずです。お祓いもしてもらっているのですから。

そして、Y君から私にも連絡があった(しなくていいのに)のですが、たまたまその時は忙しかった為に細かい話を聞く前に断っていました。そもそも私がいても役に立たないでしょうし。(笑)
結果的には後で少し関わる事になってしまいましたけれどね。


まだ続きます。

posted by 未熟な修行者 at 23:58 | Comment(16) | TrackBack(0) | 日記

心理的瑕疵物件@

2017年08月31日

去年の記事になりますが、御返事コメントで
「水晶が2日で濁ってヒビが入った」
と書きましたが、その話になります。

心理的瑕疵物件って御存じでしょうか?
周辺に嫌悪されるもの(暴力団等の事務所、葬儀場、火葬施設、墓地、刑務所など)がある物件の場合にそう呼ばれるケースがあります。

そういったもの以外で、物件自体の傷みなどではなく、事件や事故などで人が亡くなった物件を心理的瑕疵物件と呼ぶことも多くあります。
ただ、こちらの場合は判断が難しく、各人の受けとめ方によってしまいます。
たとえば、自殺や殺人事件などで亡くなった人がいる物件の場合のみそう呼ぶ方もいますし、中には病気や老衰などで亡くなった物件であってもそう呼ぶ方もいます。
実際のところ、長い歴史の中で人が亡くなった事が一度も無いと言う場所の方が圧倒的に少ないわけであり、たとえ普通でない死因で亡くなった方がいた場所であろうと、霊が出たり不気味な現象が起きるなどと言う物件と言うのは圧倒的に少ないのです。

現に何件かの心理的瑕疵物件の相談がY君に持ち込まれていますが、大きな問題があると判断したのは僅かしかありません。
ほとんどが気にし過ぎで些細な事でも不気味に思えてしまうだけで、実は何も問題は無いと言うケースです。
やや問題がありそうな場合でも、晴れた朝に窓やドアを全て開けて空気を入れ替えるとともに掃除をすれば問題無しとなるケースも多いです。
残りは、神社やお寺さんに頼んできちんとお祓いしてもらえば問題無しになるケースです。きちんとお祓い出来ているかどうかの判断は難しいですが。

ただ、中には不気味な事が起きるケースも稀にあります。
このお話はY君に相談があった、そういった物件の話です。

とあるアパートで他人を羨み妬んで自殺された方がおり、死後十数日経過してから発見されました。
恨み妬みをぎっしりと書いた紙が部屋中に散らばっていたそうで、あまりの異様な状況に近所の神社に御願いしてお祓いも一応したそうです。
とは言え、やはり聞こえが悪い事もありますので、約1年半程は賃貸として人に貸さず倉庫として使用していたのだそうです。
それから徹底的にリフォームし、入居希望者には瑕疵物件と言う事を知らせて、それでも構わないという方に限定して格安で貸すことにしました。


最初は大学生の男性だったそうです。本人にも親御さんにも瑕疵物件である事は伝えましたが、リフォーム直後で綺麗な上に賃料が安いため、そんな事は気にもしなかったようで内見に来た後すぐに入居を決めたそうです。
しかし、半年ほどで体調を崩して退学して田舎に帰ってしまいました。霊が出るとか、不気味な事が起こるなどの話はなかったそうです。

その次は20代後半独身の会社員男性でしたが、この方は急に転勤が決まって3ヶ月ほど住んだだけで出て行きました。丁寧に挨拶に来た上、急な転居を申し訳なさそうに詫びていったそうで、特に苦情も無かったそうです。

次は30代前半の会社員男性でした。この方にも一応瑕疵物件であった事は伝えましたが、直前まで住んでいた人は転勤で普通に出て行っただけと聞き、それならと入居しました。
しかし、2週間ほどでその人は
「こんな部屋に住んでいられない」
と言い出したそうです。
どういう訳なのか聞いてみたところ、帰宅すると部屋に悪臭が漂っている、寝ていると何を言っているかは分からない低い声が聞こえるので隣接する部屋からかと思っていたのだが明らかに自分のすぐ横から聞こえる、買ってきた(そう簡単には枯れないはずの)観葉植物が3回も何故かすぐ枯れた、不気味に思い神社の御札を貼ってみたが会社から帰宅すると必ず床に落ちている、盛り塩をしてみたが翌日には汚水を含んだように溶けてグレーになっている、などなど。
お金の面で少しもめたようですが、彼は必死に訴え転居してしまったそうです。

オーナーは彼が転居した後、彼が置いたと言う同じ観葉植物を持ち込み、盛り塩もしておいて、一晩その部屋に泊まってみましたが、何も起きなかったそうなのです。観葉植物にも盛り塩にも特に変化は見られません。
彼の訴えは迫真に迫っていたようにも見えましたが、自分が一晩泊っても何も起きないですから、もっと良い物件を見つけたので瑕疵物件だった事を口実に因縁をつけて出て行ったのかも知れないとも思ったそうです。


続きます。

posted by 未熟な修行者 at 23:59 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日記

少しだけですが

2017年08月26日

急に色々と忙しくなってしまっております。
ほとんどが仕事ではありませんけれど。(笑)
すぐに落ち着くとは思います。

面倒な事に見える時期にもなっております。^^;
早く見えなくなるといいのですが。

一応、アップしようと思っている記事があるのですが、まだ纏めきれておらず中途半端な状態です。
パワーストーンの処分の記事の所にコメントした話で、私自身は最初からは関わっていないのですが結構強烈な体験でした。

何も気にせず一通り書いてから、濁した方がいい所を濁し、分かりやすい表現に変えたりなど文章を整えてからのアップになります。今までも整っていない文章ばかりですが。^^;

暫くお待ち下さい。

posted by 未熟な修行者 at 23:44 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

仏壇や位牌を分けてもいいの?

2017年08月18日

こちらのブログでの話題ではないのですが
「仏壇を引き取るってのは可能なのか?」
という疑問を知人女性から聞かれました。
話の流れでそういう疑問が出たのでしょうが、そもそもお寺さんに聞いた方が確実ですけどね。^^;

田舎のお兄様のいる家に仏壇と位牌があるそうなのですが、そのお兄様は元々信仰心が無いようで、普段は仏壇を閉じたまま、お盆や年末年始に親族が集まる前だけ掃除をして御花を供えているそうです。
些細なきっかけで判明したそうなのですが、仏壇の扉は閉じられたまま埃まみれで開けているような形跡も無かったそうなので、おそらく普段は何もしていないのだろうと。
知人女性は強い憤りを感じて、仏壇や位牌を自分の家に引き取りたいと思ったそうなのです。

この知人女性も既婚者ではありますが御主人は三男ですので御自宅には仏壇は無く、自分のところで引き取っても問題はないと思うがどうなのかと聞かれたのです。

現代では形だけ葬儀や法事は行なうとしても信仰心など無く、兄弟や親族の家に仏壇があっても普段は何の供養もしていないというケースもかなり多く、同様の疑問を持つ方も割と多いのではないかと思いましたので記事にしてみようかと思った次第です。


まず、嫁ぎ先などで御自宅に既に違う宗派の仏壇があり、位牌のみを引き取りたい場合です。
この場合、原則的には位牌のみを引き取り、違う宗派である元からあった仏壇に安置すると言う事はしません。
表現が変ですが、現在の仏教の宗派のルールとしては余程の事情が無い限り、移転元の宗派のお寺さんも移転先の宗派のお寺さんもあまり良い顔はされない事が多いかも知れません。
しかし、仏壇と言うのは御本尊を祀る場所であるので、一つの仏壇に両宗派の御本尊様を祀ることなく、別宗派の位牌のみを安置する分には何も問題無いと言われる宗派やお寺さんもあります。と言いますか各お坊さんの考え方によるかと思います。
どちらにしても両方のお寺さんに相談してみるしか手はありません。

仏壇ごと引き取る場合、一つの家に宗派の違う仏壇が2つあるのは(持ち込む先の)御家族が了承している限り問題ありません。御本尊様が別々なのであれば致し方ないからです。
仏壇を安置する場所や向きについては両宗派のお寺さんに確認された方が良いと思います。
一つ言うなら、同じ部屋に2つの仏壇を安置するのは可能な限りは避けた方が宜しいかと思います。
どうしても同じ部屋に安置するしかない場合は、どちらかを格上の仏壇と見做す必要があり、たいていの場合は御主人の家系の仏壇が格上と言う事にして、それよりも立派な仏壇は駄目、格下とする方は少しずらして安置しなければ駄目、更には向かい合わせにしては駄目、などなど気を遣う必要もあります。
祀る側の気持ちの問題もあるので、可能であれば別の部屋の方が気分的にも良いでしょう。

嫁ぎ先であるが自宅に仏壇が無い場合、(持ち込む先の)御家族が了承していれば、仏壇を引き取っても良いと思います。


ただ、どの場合であっても少々の問題はあります。
多くの宗派では仏壇も御位牌も安易に移動してはならないとされているからです。
田舎にある仏壇を嫁ぎ先に移動したいと言う場合、まずは田舎で葬儀や法要を依頼したお寺さんに連絡して、移転前の法要を行なって頂いて、移転先では同宗派のお寺さんを探して移転後の法要を行なって頂く必要があるとされています。最近ではあまり気にされる方もいないのか、もしくは知らないのかは分かりませんが、きちんと行なわれる方も意外と少ないのですが、家を引っ越す際の仏壇の移動であっても必要な事とされています。
宗派によって色々違うのですが簡単に言えば、移転前に魂抜きをしてもらい、それから移動し、移転先で魂入れをしてもらう、と考えて頂ければいいでしょう。当然お金はかかってしまいます。

仏壇ごと移動はなかなか大変ですが、位牌のみ移動したら残った仏壇はどうするんだと言う話もありますし、そもそも位牌の移動も承諾してくれないかも知れません。
宗派や地方によっては位牌分けと言う方法をとる事も出来る場合があります。同じ位牌を作って頂いて、自宅で祀る際にお寺さんに魂入れをしてもらう、つまり複数の家に位牌があると言う形ですね。
位牌代と魂入れだけなのでそれほどお金はかかりませんが、位牌分けが出来るとしても当然ながら移転元と移転先の御家族の了承は必要です。
また、別宗派の仏壇に一緒に安置と言う訳にはいかない場合もあり、お寺さんによっては立派ではなくともきちんと仏壇は用意するよう言われる事もあり、それなりにお金がかかる場合もあります。
また、宗派やお寺さんによっては位牌分け自体行なわないと断られる場合もあります。


仏壇ごとでも位牌のみでも、または位牌分けだとしても、たとえ何も御供養していないと言っても、現時点で仏壇や位牌をお祀りしている家の方々の了承が必要になります。
他の親族の手前もありますので簡単にいいよと言う訳にもいかないことも多く、親族間のトラブルにならないとは言えません。その辺りは十分に注意が必要です。


そこまで色々と説明は致しましたが、私が知人女性に最終的にアドバイスしたのは、もっと遥かに簡単な方法です。

御供養が無いのは故人にとって悲しい事、きちんと御供養してあげたいと思う気持ち自体がまず御供養になっている、親族間でトラブルが起きては故人は悲しむので無理して仏壇や位牌を移す必要はない。故人が元気だった頃の写真を飾って、お花、お茶、お水、御線香、故人の好きだった物などをお供えして、心から供養すればいい

そのように伝えました。

信仰している宗派がある身で言うべき事ではないですね。
ますます、御師匠(師僧)様の事も詳しい分派も言えなくなる発言だったかもです。^^;

posted by 未熟な修行者 at 23:26 | Comment(12) | TrackBack(0) | 日記

霊が消える=無になる?

2017年08月13日

コメントで頂きました御質問へのお答えの記事です。
人によってはまったく違う意見であったり、宗教宗派によっても考え方は違うと思いますが、それらの意見や信仰を否定するつもりではありません。
あくまでも、たまに見える程度の私のこれまでの経験からの推測たっぷりな見解となりますことを御理解下さい。


自死に限らずですが、強く執着している思いだけがその霊の意識となっているような気がします。逆に言えば霊は執着と言う意識そのものなのかも知れません。

生まれた時の意識があるとします。その意識には何の執着もありません。敢えて言えば、生まれるという執着はあるのかも知れませんが、とりあえずは何も無いと考えて下さい。
この最初の意識に、この世で生きて色々学んだり経験した意識がくっついていきます。それが考え方や人格なりを形成していきます。
もちろん生きている間には、お金が欲しいとか、そういった執着の意識もくっつくわけですが、お金が手に入ればそれは消えます。それ以上欲しいとか考えれば再びくっつくのでしょうが。
たいていの人間は自分の人生に折り合いをつけて生きており高望みは無理と分かっているので、お金が手に入ればいいな、くらいは執着としてはごく小さいですし執着にもならないかも知れません。

亡くなる際に自分の人生に満足していれば執着などないのでしょうが、なにしろ亡くなる瞬間の事なので、その時点に抱いた、愛情や怨み、苦しみ、心残りなどの執着はとても強いものとなってしまいがちです。
霊の意識としては、この最後の執着の意識で包まれていると言うか、その執着が前面に出てしまっているというような状態で、それが霊の姿や現象としての存在として現れているのではないかと思います。


霊の姿はたいてい生前の姿と同じです。身体がバラバラになるような亡くなり方をしたとしてもバラバラになった姿で現れてくる事はまずありません。たいていの場合は霊自身の意識にある生前の自分の姿で現れる事が多いと思います。
ただ、見せたい姿はある程度の範囲では自由に変えられるようです。
顔を見せたくないのか顔だけハッキリ分からないように出来るようですし、亡くなる直前に負った怪我を見せたいと思っていれば怪我を見せる事も出来るようです。自分が気に入っていた服装で現れる事も多いです。
こういった自分をどう見せるのかも執着の一つかも知れません。

姿を変えられると言うところからもお分かりかと思いますが、一応自我(と言いますか執着以外の本人の意識そのもの)はあります。霊と会話が出来る方や、霊能者が霊を説得する事がありますが、これも霊に執着以外の意識が無ければ不可能な事です。
ただ、現れる多くの霊では執着が前面に出てしまっており、本来の意識はその後ろにあると言う感じと思って頂ければいいかと思います。
更に本来の意識などより遥かに執着が強過ぎるのは、いわゆる悪霊と言われるものなのだと思います。

この本人の意識というのはある意味では厄介です。
残された者が亡くなった人に対して執着を持っていると故人は成仏できない、故人の死をいつまでも嘆いていると成仏できない、などという話を聞いた事があると思います。
これも霊に執着以外の本人の意識があるために言われる事です。
死の瞬間にはほとんど執着が無かったのに、残された者が抱く自分への強い執着を感じとり、それをきっかけに故人が残った者に対して執着を持つ、つまりお互いに執着を持ってしまうというケースが稀にあります。
心情的には大変よく分かり、悲しむこと自体は故人への供養ともなりますのが、故人に対して必要以上に執着するのはよくありません。死は死として受け入れて悲しむのであれば問題はありません。
そういう意味で言えば心情は別としても下手に執着を持つくらいであれば、霊には会えない方が良いと思います。

執着とはこの世で肉体があってこその物であり、亡くなってまで執着を持ち続けても既に肉体が無いのですから絶対に叶わない事です。叶わない執着がいつまでも残っている事こそ故人には苦しみです。
肉体が無い以上いつまでも執着していても苦しいだけで意味がないのだと分かれば執着はいずれ薄れていきます。
つまり、その霊の意識の表面上を包んでいた執着が消え、生きている間に積み重ねてきたその人の歴史とも言うべき意識だけになります。
執着さえ無くなれば、この世といつまでも関りを持つ意味も人に姿を見せる意味も、更にはこの世に留まる理由すらもなくなるわけで、執着の意識つまり霊そのものとしての存在意義が薄くなって消えるのかと思います。そして、この時点以降から見えなくなり、感じなくなるのではないかと思います。
私には出来ませんが霊能者が浄霊などで説得するのは、執着しても叶わないのだと霊にいち早く理解させる事なのかと思います。


いずれ消えると言うのは、この世の人間には見えもせず、感じる事も出来なくなると言う意味です。
霊がその場に縛り付けられているなどと言う事はその場に強い執着を持っていない限りはあり得ませんので普通に移動もします。移動したためにその場では見えなくなったと言う可能性もあります。
ただ、段々薄くなって消えていく霊を多く見ておりますので普通はいずれ消えてしまいます。
その消えた霊がどうなったのかですが、既に見えず感じる事も出来なくなっていますので実際には私も分かりませんが、あの世に旅立ったのだと信じています。

完全に無になったと考えられない事も無いですが、執着を捨てて消えた霊や、死後には現れなかった霊が、数年後など時間が経ってから現れる場合も本当にごく稀にあります。
この場合、普通の霊とは感じ方も見え方も違います。悪意はまったく感じず、見えても恐怖心もわきません。薄く光っていたり、普通の霊と違い透明感(透明と言う訳ではなく、綺麗に見えると言う意味です)があります。曇りのない微笑み(敢えて言うなら乳児の屈託ない笑顔が一番近い感じ)を浮かべている事が多いです。暖かい心地良さも感じますし、周りの空気も澄んでいて柔らかい感じです。これは神仏の存在を感じた時とやや近い感覚です。
どういう仕組みなのかまでは分かりませんが、あの世から一時的にこの世に戻ってきて姿を見せているのではないかと思っています。
ですので完全に無になると言うのも違うのだろうと思っています。

余談な上にまったくの推測でしかありませんが、あの世ではその人の歴史そのものである意識も長時間かけて徐々に消えていき、生まれる前の意識と同じ真っさらな状態になった時に、新たな命として転生してくるのではないだろうかと思っています。


自死した霊が長く苦しむという説は宗教的な教えの背景が大きいかと思います。
私が知る限りでは、死因が自死だからと言って他の死因の場合とは大きく違うと言う事は無いと思っています。
どちらかと言えば、すべてを断ち切るために自死している方が多いのでこの世に強い未練や執着が無いのか、亡くなってすぐに姿も見えず存在も感じられなくなっているケースの方が多い気がします。
自死でなくとも病気や事故などでも即死でない限り、自分は死ぬんだと悟った瞬間にこの世との決別を覚悟する方が多いためなのか、多くの場合は霊として姿を見る事もありません。
もちろん執着がある場合は別だと思いますが。


以下は少し仏教信仰者の意見が混じってしまうお話ですが御勘弁下さい。
自死は非常に罪深い事で、場合によっては来世ではもっと苦しむ事になったり、そもそも人間界に生まれて来ることが出来ない可能性もあります。
残された側にとっても病死や事故死以上にショックの大きい事で、場合によっては自分達にも自死の責任があるのではないかと思い悩ませてしまうという罪業もあるのです。

であればこそ、自死という罪業が僅かでも軽くなるように故人の為に御供養すべきと思います。
執着するのではなく故人の事を決して忘れない事、故人の罪業が少しでも軽くなり安らかにあの世で過ごせるよう心から願う事、そして残された者が僅かなことでも構わないので善い事をしてその功徳が故人のものとなるよう願う事、ですね。心から願う事で僅かであっても故人の助けにもなる筈です。

もちろん、この為だけにわざわざ何かの宗教や宗派を信じるなどしなくても構いません。
言ってみれば大きな括りでの神仏という意味で、お寺でも神社(忌中の参拝は駄目ですが)でも教会でも、その時々で気が向いた所で願っても構いませんし、御自宅の御部屋で願っても構わないです。


長々と書いてしまいました。
見える事があるだけの私などには分からない事だらけですし、どう説明すればいいのかも難しく、お聞きになりたかった御質問に十分お答えできているとも思えません。また、書いた事に当てはまらないケースもあるので必ずしも合っているとも言えません。
(いつものことですが)書き殴ったようなまとまり無い文章になったことと、人によっては失礼と受け取るかも知れない部分もある事も重ねて御詫び致します。

posted by 未熟な修行者 at 22:59 | Comment(22) | TrackBack(0) | 日記

お休みです

2017年08月09日

今日は仕事がお休みです。
と言っても、朝は電話やメール対応に追われておりました。

その後ちょっとした雑用を片付けて、念願の買い物に行ってきます。
何を買うのかは内緒です。(たいした物じゃありません)

閉店時間が早く、土日は休業日、行きたくてもなかなか行けなかったのです。
更には店長の気分次第なところもあって営業日が不定で、平均週3日ほどしか営業していないのです。^^;
電話してみたら今日は営業していると言う事だったので行って参ります。

それなのに、この猛暑です。
お寺にも行きたいのですが、果たして行けるかどうか・・・

皆様も熱中症等お気をつけ下さい。


posted by 未熟な修行者 at 11:39 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記