白い猫

2018年05月07日

例の話、実はまだ聞けておりません。^^;
ようやく話が聞けるかと思っても、お互いに都合が悪くなったりしております。
もしかしたら、まだ聞いてはいけないのかな、その時ではないのかなとも思ったりしております。
お待ち頂いている方には申し訳ない限りですが、時期が来れば記事にもできるのではないかと思います。
時期が来なかったら期待だけさせておいてと言う事になってしまいますが。^^;

その代わりと言ってはなんですが、以前にY君に聞いた彼のお婆様の話を一つ。
ちょっと長くなりますが。(笑)

Y君がまだ5〜6歳の事だそうですが、親戚に不幸があり、Y君と両親そしてお婆様で葬儀に出かける事になったそうです。
親戚と言っても遠くに住んでおり、Y君の御両親の結婚式に出席してくれて以来、長らく無沙汰をしたままで、Y君自身は会った事がなかったそうです。
亡くなったのはお婆様の一番上のお兄さんの娘さん、お婆様にとっては姪っ子にあたる方です。

出発する時にY君は自宅の前で白い猫を見たそうです。ほぼ全身真っ白なのですが右目の下に少しだけ黒い線のような模様がありました。
バタバタしていた両親は気づかないようでしたが、Y君は
「ばあちゃん、見て見て、きれいな猫がいるよ」
と言ったそうです。
お婆様はちらっと見て
「近寄っちゃ駄目だよ」
と言ったそうです。
Y君が猫の方に視線を戻した時にはもういなかったそうです。

Y君達4人が駅に到着してホームで電車を待っていた時でした。
ホームにいる筈が無いのですが、先ほど自宅の前で見たのと全く同じ猫がいたそうです。
「あ、さっきの猫がいるよ」
と言ったY君。
それを聞いたY君のお母さんは
「こんな所に猫なんていないわよ」
と言ったそうですが、お婆様は小声で
「うんうん、さっきの猫だね。でも、ばあちゃんとお前にしか見えないから言わないようにね」
と言います。
Y君は既にその頃から他の人に見えないものが見えるという自覚があったので
「そっか、見えないのか、きれいな猫なのにな〜」
と思ったそうです。
そこから先も電車の車内で、到着した駅で、姪っ子の家の前で、まったく同じ猫を何度も見たそうです。

緊張したのか疲れてしまったY君は、お通夜が終わるとすぐに眠ってしまい、夢を見たそうです。
中年のおばさんが何か言いながら何かを一生懸命探しております。その姿と重なるように道中で何度も見た猫が必死で鳴いているような姿もうっすら浮かんで見えます。ですが、おばさんの声も猫の鳴き声も聞こえない全く無音の夢です。
何故だかY君にはお互いを探しているように思え、可哀そうになってきてしまい大泣きしながら目が覚めたのだそうです。

まだ起きていた大人達は、Y君にとっては初めての御通夜だし疲れてもいるだろうから、怖い夢でも見てしまったのだろうと思ったようです。
お母さんに宥められても泣き止まないY君でした。
すると、今までどこにいたのか大人達がいた部屋に襖を開けてY君のお婆様が入ってきました。
そのままY君の所まで来たお婆様は
「あたしが見てるからいいよ」
と言います。
Y君は相当なおばあちゃん子だったので、お母さんは
「では、お願いします」
と言って離れました。

すると、お婆様はY君にそっと小声で
「探してた物は、ばあちゃんが見つけたから大丈夫」
と言って、着物の懐からビニール袋に入った小さな白いぬいぐるみを出して見せました。
それを見たY君は安心してすぐ再び眠ったそうです。

本葬が終わり荼毘に付す前でしたが、Y君のお父様の仕事の都合もあって帰る事になりました。
いよいよこの家を後にする間際になって、お婆様は姪っ子のお父様、つまり御自分のお兄様にそっと
「これ、一緒に送ってあげなよ。どっちも離れたくないみたいだから」
と渡したものが、右目の下に一本の黒い線のような模様が入った白い猫のぬいぐるみだったそうです。
お兄様はびっくりしたようでしたが
「そうか。お前は昔からこういう事が分かるもんな、ありがとな」
と納得して受け取ったそうです。

実はお婆様も道中で見かける白い猫がとても気になっていたのだそうです。Y君には本物の猫と思っていたようですが、お婆様には最初から作り物の猫にしか見えなかったそうで、しかもその猫を何度も見ている内に長らく会っていない姪っ子が何かを探しているような姿まで頭に浮かんできたのだそうです。
何故かは分からないままでしたが、姪っ子の部屋で無造作に落ちていたぬいぐるみを見つけた時に「これだ」と思ったそうです。

実は姪っ子には娘がおり、猫が好きだったので自ら作ってあげた、ぬいぐるみだったそうです。しかし、その娘はまだ幼い内に亡くなってしまったそうです。
お婆様も当時は細かい事情までは知らなかったようですが、数年後にお兄様が教えてくれたそうです。
娘を亡くした後ずっと傷心のままだった姪っ子は、作ってあげた時には真っ白だった猫のぬいぐるみの右目の下に黒い線のような模様が入っていることに気づき、娘さんが悲しんで泣いているようにも思えて、仏壇にお供えして大切にしていたのだそうです。
病気になって入院する際はぬいぐるみも持って行っていたそうですが、亡くなった後に家族が病院から荷物を引き上げたのですが、他の荷物とともに姪っ子の部屋に置いたままだったのだそうです。

お婆様が懐かしんで話していた内容を教えてくれたY君なのですが
「俺は細かいとこよく覚えてないから、この話どこまで本当か分からんよ〜」
「ばあさまは怖い霊がいても俺には誤魔化してたからさ〜」
「でも、あの時は全然怖いとは思わなかったのは覚えてるけどね〜」
と笑いながら言っておりました。

posted by 未熟な修行者 at 23:30 | Comment(7) | 日記
この記事へのコメント

おはよう御座います。

今朝は肌寒いですね・・・(^^;

物にも念が宿ると言いますね。
姪御さんもその娘さんも猫も安心されたでしょうね・・・(^^)

おばあ様は、Y君さんの良き理解者でもあったのですね。
私も孫達にとって良き理解者でありたいものです。

お気になさらずに・・・(^^)
Posted by でこ at 2018年05月08日 08:32

あらら、まだ時期じゃないってことなんでしょうかね。
書けるようになったらで大丈夫です。気にしないでくださいね。

Y君がまだちっちゃい時のお話ですね。
その猫のぬいぐるみに幼くして亡くなってしまった姪っ子さんの娘さんの霊が憑いていたんでしょうか。

それにしてもY君のおばあちゃまも凄いですけど、Y君と同じで霊能者のお仕事はしてないんですか。
Posted by りん at 2018年05月08日 22:34

こんばんは。
立て続けのコメントで失礼致します。

不思議な出来事ですね。
また、Y君さんの御祖母様もそのような力をお持ちだったのですね。

亡くなられた娘さんの霊があの世へ行くことなく、ぬいぐるみに入っていたという事なのでしょうか?
だとするなら、それもまた悲しい事です。
Posted by 不如意 at 2018年05月08日 23:08

例の話かと思ったら、まだだったかwww
まぁ、その内にってことで。

Y君のばあちゃんすげーな、おいw
そういう力は遺伝すんのかね。

って、どこまでほんとか分かんねえのか、なかなかやるな、ばあちゃんw
Posted by f at 2018年05月08日 23:22

おはようございます。

残念な結果だったと仰っていたことですから、当事者だったお三方もあまりお話ししたくないのかなとも思えます。
であれば、無理に聞かなくてもよいのではと思います。

Y君さんは、そんな幼い頃には人に見えないものがいると言う事を理解していたのですか。
だからこそ、その白い猫もY君を頼って姿を見せたのかも知れませんね。

おばあ様が探してきたぬいぐるみを見て安心したのは、その猫だと言うことが分かったのでしょうか。

ぬいぐるみについていた黒い線のような模様は何だったのかも気になります。
Posted by うめ at 2018年05月09日 11:00

Y君のおばあちゃんもそういうのがわかる人だったんだ、すごいのね〜。
おばあちゃんもそういう相談事とかにのってあげてた人なのかな。

さすがのY君も、その頃はまだよくわかってないんだね。
Posted by 櫻子 at 2018年05月09日 22:12

でこさん>
こんばんは。
気温の差が凄いですよね。風邪ひいた人が周りに何人もいます。^^;
Y君の御婆様は既にお亡くなりになっていますので、今となっては詳しく聞けませんが、Y君が聞いた所によると姪っ子さんの霊だけだったそうなのです。
Y君曰く師匠みたいなもんだそうです。(笑)


りんさん>
こんばんは。
Y君が御婆様に聞いた限りでは、実際には姪っ子さんの霊が引き起こした事だったそうで、娘さんの霊はいなかったらしいです。
御婆様も仕事にはしていなかったそうですし、ごく身近な人の相談に乗るくらいだったそうです。


不如意さん>
再びこんばんは。
確かに不思議な話です。
幼い内に亡くなった娘さんの霊がいたわけではないそうで、すべてを引き起こしていたのは姪っ子さんの霊だったそうですから。


fさん>
こんばんは。
はい、その内に。(笑)
Y君の御婆様の武勇伝を知りたい所ですが、あまり教えてくれなかったらしくY君も良く知らないそうです。
遺伝するんでしょうかね、その辺は分かりません。^^;
怖がらせないように誤魔化していた可能性もあるそうなので、本当はどうだったのか謎だそうです。


うめさん>
こんばんは。
無理に聞こうと思っておりませんので大丈夫です。その内に教えてくれたら、と言う感じです。^^;
その頃は、他の人に見えないものもいて、中には怖いものもいる、程度の理解だったそうです。
その猫だと言う事が分かって安心したのかはY君自身は覚えていないそうです。
黒い線の事も何だったのか分からないそうです。


櫻子さん>
こんばんは。
Y君の御婆様は本当にごく身近な人の相談に乗ることがあった程度で、基本的にはあまり関わりを持たないようにしていたらしく、親族以外にはほとんど知られていないそうです。
その頃から今のY君みたいだったら正直不気味です。(笑)

Posted by 未熟な修行者 at 2018年05月10日 23:54

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