阿弥陀如来

2018年04月09日

仏様方の御紹介の第四弾です。
私は真言宗系ですので、真言宗での仏様のお話であり、目一杯の独断と偏見に満ちております。(笑)
また、御紹介する仏様の順序には特に意図はございません。
なお、他宗派での教えに異論を挟むものではございませんので御理解下さい。

多くの宗派で御本尊として祀られる事の多い阿弥陀如来様です。

日本での名前:「阿弥陀如来(あみだにょらい)」
梵名:「アミターバ」、「アミターユス」

浄土系宗派で御本尊としてお祀りされているとして有名ですが、それ以外の宗派でも御本尊とされる事の多い仏様です。
「アミタ」とは「無量」と言う意味で、「アミターバ」の下の部分「アーバ」は「光明」、「アミターユス」の下の部分「アーユス」は「寿命」という意味になり、「無量光仏」、「無量寿仏」とも呼ばれます。

西方にあるとされる極楽浄土の教主です。実は極楽と言うのは阿弥陀仏信仰で言う浄土なのです。
以前に仏教では天国ではなく極楽なのだと書きましたが、浄土と書くつもりがうっかり極楽と書いてしまったのではなく、一番認知されている浄土ですのでそう書いたと言う事にしておいて下さい。(笑)
(他の仏様が教主の浄土が他に幾つもあるのです)

極楽浄土の素晴らしさを説いている「阿弥陀経」、阿弥陀如来を念仏する事により極楽に生まれ変われると説く「観無量寿経」、出家して立てた48の大願と念仏の重要性を説く「無量寿経」があり、この3つを浄土三部経と言い、浄土系宗派では阿弥陀仏信仰の典拠とされております。

その内の「無量寿経」には次のような逸話が記されております。
遥か昔、インドの国王が王位を捨て出家して「法蔵」と名乗りました。修行して悟りを得たら全ての衆生を救える浄土を作るにはどうすれば良いか、五劫という長い時間思案されました。
一劫は約4億3200万年と言われますので五劫は21億6000万年になります。(諸説あります)
(そのため大変特徴的な五劫思惟阿弥陀如来坐像という像もありますので検索してみて下さい)
ともかくそれほど長い間考え抜き、48の大願を立てて厳しい修行をして遂に悟りを開いて仏陀となり極楽浄土を建設しました。
その48の大願の中の第18番目に、自分(阿弥陀仏)を信じて名前を唱えた者を極楽浄土に往生させよう、それが出来ないなら自分は仏陀になる事をやめようと言う大願があります。

だいぶざっくりした説明で書きましたが簡単に言ってしまえば、これが「南無阿弥陀仏」と唱えましょうと言う念仏の根拠となったものであります。

阿弥陀仏信仰は鎌倉時代に成立した浄土宗や浄土真宗からだと言う方もおりますが、飛鳥時代には既に日本に伝わっており、平安時代後半には末法思想が広まり阿弥陀仏信仰が盛んなり、鎌倉時代の浄土宗や浄土真宗によって更に盛んに信仰されるようになったのです。
ちなみに真言宗でも金剛界五仏の一尊とされており、御本尊としているお寺さんも多くあります。

御本尊とされている事が多いためか、仏像としても非常に多く目にする事が多いです。
鎌倉の大仏も阿弥陀如来坐像です。
ちなみにですが、座像は古い時代の物が多いです。
後世になると立っている姿の立像が多く作られるようになりましたが、立像は亡くなった方を迎えに行く姿とも言われます。阿弥陀仏信仰が盛んになるにつれて立像が多く作られるようになったようです。

posted by 未熟な修行者 at 00:27 | Comment(8) | 日記
この記事へのコメント

おはようございます。
阿弥陀如来様は私も大好きな仏様です。

一劫の時間の長さについては、私は大岩を天女が衣の裾で一撫でして、大岩が削れて無くなるまでの時間と聞いた事があります。
五劫思惟阿弥陀如来像の説明でそう聞いた気がします。

座像と立像の作られ方にはそういう理由もあるのですね。
Posted by うめ at 2018年04月09日 09:33

おはよう御座います。

ツツジは大体5月前後あたりですかね
毎年GWにツツジ祭りがあるのですが、このままだとお祭りまでは咲いてないかもです・・・(^^;

坐像の方が古いんですね・・・(^^;
知りませんでした。

浅草寺にも阿弥陀如来坐像があります。
仏像の前に立つと心が凛とします・・・(^^)
その時の精神状態にもよるのでしょうか、涙が出てくることも・・・(^^;

Posted by でこ at 2018年04月09日 09:34

うっかり書いたんですね( *´艸`)

インドの国王様だったって、お釈迦様と似てますね。
でも21億年も前?インドってあったんですか?それより人はいたのかな(?_?)

鎌倉の大仏さんは阿弥陀如来様なんですね、実は知らなかったです(^^;
Posted by りん at 2018年04月09日 11:08

え、うっかり極楽って書いた?(;^ω^)

五劫思惟阿弥陀如来坐像・・・
すっごいインパクトあるのねぇ( *´艸`)
Posted by かづさ at 2018年04月09日 11:31

うちの近所のお寺の御本尊も阿弥陀如来だった気がする。

21億6000万年って人どころか生物もいなくない?
Posted by 櫻子 at 2018年04月09日 22:22

こんばんは。

阿弥陀様と言えば来迎図が有名ですね。
慈悲に溢れた情景が表されており、とても美しいですよね。
人々の極楽往生の願いがどれだけ強かったのか窺えます。

Posted by 不如意 at 2018年04月09日 22:51

阿弥陀如来か、なんだっけ、臨終の時にお迎えに来る絵に描かれてるよな。
そんな別名があるのは知らんかった。

うっかり書いたのは、まぁいいんじゃないwww

ツッコミいれると思って期待してるだろうけど、あえてしないでおくわw
Posted by f at 2018年04月10日 22:33

うめさん>
こんばんは。
私もそちらの説明を聞いた事はあります。
どちらにしても大変な長い時間と言う意味ですね。
必ずしも座像が最近作られないと言う訳ではないので御注意下さい。^^;


でこさん>
こんばんは。
5月前後ですか、大きく間違えていなくて良かったです。(笑)
阿弥陀仏信仰が広まるに連れて立像が多く作られる事が多くなった程度と考えて下さい。もちろん今でも坐像は作られております。
仏様の前では素直な気持ちになるのが良いと思います。


りんさん>
こんばんは。
うっかりしているのはいつもの事ですので。(笑)
御釈迦様も王族ですので、同じと言えば同じですね。
今私達が住んでいるこの世での21億年前であれば、インドもありませんし、人もおりません。^^;
仏教の経典は実際の数を表していないものも多く、大きな数を言う場合は「非常に多い」と言う意味であったり、年数の場合は「凄く昔」と言う意味合いもあります。
違う次元にある世界、更に言えばこの地球ではないと言う説まであります。


かづささん>
こんばんは。
認めましょう、うっかりです。(笑)
なかなかのインパクトがあるでしょう。螺髪という丸まった髪なのに、そこまで伸びたと言う事を表しています。


櫻子さん>
こんばんは。
阿弥陀如来様が御本尊であるお寺は非常に多いですからね。
この世の21億6000万年前とするならば、かなり原始的な生物だけしかいなかった筈です。


不如意さん>
こんばんは。
仰る通り、死者を迎えに来る来迎図で有名ですね。
極楽往生への願いが強いと言う事は、現世で生きる事がかなり辛い事だったとも言えますね。


fさん>
こんばんは。
御存知だったのが嬉しいです、来迎図と言います。
阿弥陀と言うのが梵名の音からの当て字で、きちんと訳すと別名の方が正しいと言えます。
ええ、ツッコミが入ると思ってました。(笑)


Posted by 未熟な修行者 at 2018年04月12日 23:05

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