神棚のお祀りの仕方

2018年04月05日

神棚をきちんとお祀りする方法を知りたいというコメントがございましたので記事に致します。
ですが、実はネットで検索すれば幾らでも出てきます。特に神具を扱っているお店のWebサイトには詳しく載っておりますので、一般的にはそういった所を参考にお祀りすれば大丈夫です。

それだけではあまり記事にする意味がありませんので、こうしたらいいよ、と元神職のSさんに教えて頂いた事を書かせて頂きます。元神職としての知識だけでなく、現在までにこうした方が良い、これでも問題無いとSさんが感じた経験に基づいたものもあります。
なので、正式に言われている祀り方と違う所もあるかと思いますが、それらを否定するものではございません。御理解下さい。

なお、私自身が詳しい訳では無いので非常に読み難い記事になりますが御容赦下さい。(笑)

原則的には氏神様の神社で御札を授与して頂く時にお祀りする方法を聞いて下さい。
神社や神様によっては稀に一般的ではなく少々独特な方法でお祀りした方が良い場合もありますので、御札を授けて頂いた神社で確認された方が確実です。



まず、神棚をお祀りする御部屋と場所を決めるのですが、御家族が一堂に会する機会の多い御部屋で、出来るだけ外の自然光が入る明るい御部屋の方が望ましいそうです。廊下や扉の上など人の通りが頻繁な場所は避けます。
設置する際は、北側の壁に南向き、もしくは西側の壁に東向きで、やや見上げるくらいの高い位置に設置する方がいいのですが、絶対と言う訳ではないそうです。

神棚を設置する予定の場所で、神棚の正面と背面、両横、上下の直線上に御家庭の水場が来ない位置にする方が良いそうです。部屋や壁や扉を挟む場合であっても、直線上にトイレ、洗面台の流し、キッチンシンク、浴室などが来ないように気をつけます。しかし住宅事情により難しい場合は最低でもトイレだけは直線上に並ばないようにして下さい。
それから、神棚の設置場所の上を人が歩く(集合住宅や一軒家の上階など)場合、神様の頭上を人が歩くことになり失礼に当たるので、神棚の真上の天井に「雲」とか「天」と書いた半紙を張り付けるといいです。

神棚の設置場所は綺麗に掃除するのは当然ですが、出来れば御部屋ごと掃除した方が好ましいです。
日本酒と御浄めの粗塩を使って浄めるのが一番いいそうですが、壁や柱などの材質によっては変色したり染みになる恐れがある(ほぼなります)ので、丁寧に掃除するだけでも大丈夫です。

次に御札を入れる神棚、正確に言えば宮型と言いますが、神殿を模した豪華な物から簡易的な物まで色々ありますが無理に豪華な物にする必要はなく、手頃な価格で入手できる物や簡易的な物でも問題はありません。
宮型で一般的な物は「一社宮」か「三社宮」と言う、扉が1つか3つかの違いです。
「一社宮」であっても御札を重ねて入れるのは構いませんので、その辺りはあまり気にせずに設置スペースなどを考慮して選べばよいでしょう。

宮型を設置する前には、水道水で構わないので手と口を浄めます。神社の参拝の時と同じですね。
出来るだけ清潔なタオルなど(新品でなくても構いません)で手の水分を拭き取ってから、選んだ場所に宮型を設置します。御札はまだ入れなくて結構です。

宮型に授与して頂いた御札を入れる前にも、水道水で構わないので手と口を浄めます。
それからマスクをして下さい。マスクをするのは御札に息をかけないようにする為です。タオルなどで鼻と口を覆っても構いません。これは大事な事ですので必ず守って下さい。

御札は天照大神様の神宮大麻と呼ばれる御札、氏神様の御札、場合によっては他にもお好きな神社(崇敬神社と言います)の御札と言うように複数の御札があると思います。
宮型に入れる前に御札を何処かに置く場合には、綺麗な半紙やタオル(これは新品が良い)を敷いたテーブルや机などの上に置くようにして下さい。床に置くのは絶対に駄目です。
大抵の場合、御札は薄い紙で覆われていて文字が透けていると思います。この薄い紙は汚れないようにする為の物なので通常は取り去りますが、取らなくても大丈夫だそうです。

「一社宮」の場合、前から神宮大麻、氏神様の御札、崇敬神社の御札となるようにお入り頂きます。
正面から見ると神宮大麻が見えている形で、御札は3体くらいまでにしておく方が良いです。
神宮大麻、氏神様の御札は必ずあった方がいいですが、崇敬神社の御札は無くても構いません。

「三社宮」の場合、中央に神宮大麻、向かって右に氏神神社の御札、向かって左側に崇敬神社の御札にお入り頂きます。複数の崇敬神社の御札がある場合も、左側に重ねてお入り頂く形になります。こちらも御札は多くない方が良く、多くても全部で4〜5体にしておいた方がいいです。崇敬神社の御札は無くても構いません。

中にお入り頂く御札以外にも、厄除けや祈願の御札を授与して頂く事があるかと思いますが、それらは宮型の中には入れません。宮型の横に並べて置くようにして下さい。

御札にお入り頂きましたら、米と粗塩と日本酒、お水をお供えします。
本来であれば正式な神具(瓶子二本、水玉、高杯、平皿など)が必要ですが、正式で物でなくても構いません。
百均ショップで売られている小さくて白い丸皿を2つ購入して、綺麗に洗ってから水気を完全に取り、お米と粗塩をそれぞれ少量入れます。(混ぜるのではないです)
お米を入れた方は宮型の正面に置き、粗塩の方はその右側(向かって)に置きます。

日本酒はワンカップでも構いません。お水は小さなペットボトルでも大丈夫です。(開けなくても良い)
これらはお米や粗塩の丸皿の横の空いた所に置いて構いません。置き方にはそれほど拘らなくとも問題無いそうです。

榊もお供えした方がいいのですが無くても構わないそうです。
お供えする場合は榊立(花瓶みたいなもの)が必要です。こちらも百均ショップで売られている物でも充分だそうです。
もし神棚を最初にお祀りする時にお供えするならば造花ではなく、本物の榊を花屋などで購入して用意した方がいいそうです。置き場所は宮型の両脇より少し前で構わないそうです。

宮型の扉の前に御神鏡を置かれる方もいらっしゃいますが、神職の方を呼んで御祈祷して貰い、御神鏡に入って頂くのでない限りは無くても構いません。

ここまで出来ましたら神棚の扉を開けておき、祝詞を唱えます。(もうマスクも取っていいです)
お金はかかりますが神職の方を呼んでお願いしても構いません。でも自分で行なっても大丈夫です。
祝詞なんて分からないと言う方、インターネットで「神棚奉斎詞」と検索すれば出てきます。
こちらは神棚を最初にお祀りした時の祝詞です。ゆっくりで構いません。


普段のお祀りの仕方ですが、こちらが重要な点です。
まず、お供えから。
お供えしたお米と粗塩、日本酒は毎日取り換えると言う方もおりますが、毎日でなく月に1度でも大丈夫だそうです。
下げたお米は出来れば、御家族が炊くお米に混ぜて炊いて食べた方がベストです。数日置いたお米を炊いて食べる気にならなければ、お庭などに来る雀などの野鳥にあげても構いません。
神様からのお下がりになりますので無駄に捨てるのは絶対厳禁です。
粗塩はお庭や玄関前などに、お浄めの塩として撒いて大丈夫です。(捨てた事にはなりません)
日本酒は自分で飲むか、粗塩と同様にお浄めとして撒いても構いません。

お水は毎日取り換える方が望ましいです。
未開封のペットボトルのお水であればすぐに腐る事もありませんので月に一度でも問題ありません。
器に入れたお水の場合で、面倒で何日も放置したままになるなら、お水はお供えしない方がマシだそうです。
下げたお水は傷んでなければ飲んでも構いませんし、飲むのが不安であればお庭やプランターなどの植物にあげても構いません。

榊が本物の場合は毎日榊立の水を換えねばなりません。このお水は普通に捨てて構いません。榊は枯れてきたら取り換えるようにします。
なお、普段は造花でも良いそうですし、特に無くても問題は無いそうです。

一番大事なのは、毎日出来るだけ早い時間に身支度を整えてから手を合わせる事だそうです。
神社の参拝と同じように、まず二拝二拍手します。手を合わせたまま短い祝詞を三度唱えます。
こちらの祝詞は書いておきます。神社にも参拝時の作法として唱えるよう書かれていることも多いです。
「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」
(はらえたまい、きよめたまえ、かむながらまもりたまい、さきわえたまえ)
三度お唱え終わったら、神棚にいらっしゃって下さる神様方の御名前をお呼びします。(〜〜神社の御祭神様という呼びかけでも良いそうです)
日々お守り頂いている事への感謝をします。その後で何か御願い事があればしても構いません。最後に一拝します。
時間にすれば5分もかからないようなことです。余程の事情が無い限り、その家の御主人もしくは奥様のどちらかが必ず行なうようにします。もちろん御家族皆さん揃って行なっても構いませんし、手を合わせたい人が別々に行なっても構いません。

毎日手を合わせる事が何よりも大事な事だそうで、満足なお供えが出来なくとも絶対に欠かしてはならないとSさんは言っておりました。
あと出来れば、御札を頂いた神社には時間のある時で構わないので出来る限り参拝し、普段守って頂いている感謝をすると尚良いと言っておりました。


ああ、また長くなってしまった。簡潔に書けない文章力が恨めしい。^^;

posted by 未熟な修行者 at 22:53 | Comment(13) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント

おはよう御座います。

ずっと暖かかったせいか、ツツジが咲き始めました。
例年より早い気がします。

元神職で経験からのアドバイスですね。
毎日手を合わせ感謝の心が大切・・・(^^)
時間に追われる日々の中でせめて手を合わせられる余裕は持ち合わせていたいものです。

いつも分かりやすく、楽しく読ませて頂いてます・・・(^^)
Posted by でこ at 2018年04月06日 08:11

おはようございます。
それほど読み難くもなく分かりやすいと思いました。

トイレの近くは失礼かなとは思いましたが、それ以外でも水場が直線状にあるのは駄目なのですね。

前の記事でSさんが半紙を咥えていたのはマスク代わりなのでしょうか。

百均の物を利用していいというのは助かりますね。専用として売られているものですと、やはりある程度の金額はしますものね。

毎日手を合わせる事が一番大事だと言うのは分かります。そこに尊崇の気持ちが無ければただの飾りですものね。
忙しいという理由で一度でもさぼってしまえば、おそらく以降も度々同じ事をしてしまうでしょう。
尊崇と感謝の気持ちがあれば数分早く起きるくらいは何の苦にもなりませんものね。
Posted by うめ at 2018年04月06日 08:20

なるほど、うちの神棚はなんとなくお祀りしてるだけな気がする(^^;

色々細かいこともあるけど形にこだわることなんかより、普段からちゃんと敬うのが一番大事ということですね。
Posted by りん at 2018年04月06日 16:09

こんばんは。

神棚をお祀りする場所には意外と条件が多いのですね。

百均ショップの物を使ってもいいのですか。
それこそ失礼に当たるのではなかろうかと思っておりました。実は造花の榊も怪しからん、嘆かわしいとさえ思っておりました。

お供え物に関しては、御仏壇ですとお供えをして御供養した後にはすぐに下げて家族が頂く事も多いですが、神棚の場合も同様にすぐ下げても良いのでしょうか。

どんな事でも、それがどれほど短時間であっても、現代では切実な理由がない限り続けるのは難しいのでしょうね。それこそ何かあった場合に、困った時の神頼みになってしまいがちですね。
習慣の一つしてしまえば当たり前の事になるのかとは思いますが。

修行者さんはお名前通りに修行者として毎日のお勤め等していらっしゃるようですが、神棚はございますか?神棚にも手を合わせていらっしゃるのでしょうか?

Posted by 不如意 at 2018年04月06日 22:23

細かく書いても同じくらいの長さの記事だったんじゃないかいw

Sさんは半紙を咥えたのはマスク代わりかw
お供えはあんま形にこだわらなくてもいいんか。なんかその辺きっちりしないとダメかと思ってたが。
Posted by f at 2018年04月07日 23:53

こんばんは。記事ありがとうございます。
それなりにいろいろ用意しなくてはいけないんですね。うちは狭いので本棚の上くらいしか置けそうにないんですがそこでも大丈夫ですか。そんなにいろいろは置けそうにないので宮型無しで御札を直接置いては駄目ですか?もちろんきれいに掃除はします。
Posted by 烏丸 at 2018年04月07日 23:54

記事ありがとうございます。
うちの神棚は南向き窓があるリビングにあって水場の位置ともずれてるので場所とかはだいじょぶそうです。
毎日手を合わせてるだけですが祝詞を上げたほうがいいんですね。
参考にします。ありがとうございました。
Posted by hatbird at 2018年04月08日 00:03

神棚の場所、今時の家だと難しそ〜。
お供えの方は形はあまり気にしなくていいのに、場所は気にした方がいいの?

マンションとかアパートの人は、隣の水場は気にしなくてもいいのかな?
Posted by 櫻子 at 2018年04月08日 12:27

ちゃんとお祀りしようと思ったら、それなりに大変なんですね。
場所はけっこう難しそう。
Posted by あーや at 2018年04月08日 14:37

でこさん>
こんばんは。
ツツジが開花してますか。今一つ詳しくないので自信ありませんが、4月から5月にかけてだったかと思います。だとすると少し早目な気はしますね。
私などは毎日手を合わせるのはお勤めでいつもの事ですから何の苦でもありませんが、急にやろうと思っても長続きは難しいかも知れませんね。^^;
いえ、分かりにくい気がしてます。(笑)


うめさん>
こんばんは。
読み難い気がしてますが。(笑)
最低限気をつけるべきはトイレだそうですが、他の水場も避けた方が良いそうです。
はい、仰る通りマスク代わりです。と言いますか、本来は紙を咥えるのだそうです。
そこです、高い物を揃えて満足しておざなりになるよりも、いつも尊崇と感謝の気持ちを持っていれば安い物でも十分なのだそうです。


りんさん>
こんばんは。
大半の御家庭がなんとなく神棚を置いているだけだそうです。^^;
そうです、普段が大事ですね。
ちなみにこれからしっかりとお祀りしようと言う場合には、御札を改めて頂いた方が良いそうですよ。


不如意さん>
こんばんは。
本来、神聖な場所でお祀りされる神様をお招きする事になるので、場所はきちんとした方がいいそうです。
神様は現代人の事も分かってるので、きちんと敬っていれば、そんな事では怒らないんじゃないかなと言ってました。(笑)
お供えは神棚の場合も仏壇と同様に早めに下げても構わないそうです。
神棚もありますよ。小さめの一社宮です。
勿論、毎日手を合わせております。


fさん>
こんばんは。
いえ、きちんと書くとこの5倍くらいになるかと。(笑)
仰る通り、マスク代わりです。
お供えの仕方に拘るよりも、敬いと感謝の気持ちの方が遥かに大事だそうです。


烏丸さん>
再び、こんばんは。
お家の事情もございますから、本棚の上でも大丈夫です。
きちんと敬ってお祀りする事が第一ですから。
宮型無しの場合には綺麗に掃除をした上で、和紙(書道の半紙でも可)か、新品の白い布(タオルでも可)を御札が触れる部分に敷いて、その上に御札を置けば良いようです。


hatbirdさん>
こんばんは。
場所を移すのは意外と手間がかかります。問題無い場所で良かったですね。
祝詞をあげる方がベストだそうです。もちろん敬いと感謝の気持ちも必要です。


櫻子さん>
こんばんは。
昔の家でしたら、神棚や仏壇の場所も織り込み済みで建てられる家が多かったですが、今はそうではないですからね。^^;
元々神聖な場所で祀られてる神様をお迎えするので、場所は大事だそうです。
他の家の水場は気にしなくても大丈夫だそうですよ。


あーやさん>
こんばんは。
こうすれば特に問題は無いと言うだけで、昔から言われている事をすべて守るとそれなりの豪邸でないと難しいそうです。(笑)
お家により難しい場合もあるかもしれませんね。^^;


Posted by 未熟な修行者 at 2018年04月09日 00:13

あ〜、勤め先の神棚の裏は給湯室になってますw
さらにその奥はトイレだし(;^ω^)

なんか立派な神棚なんだけどなぁ。
掃除も手をあわせるのも年末年始くらいしかしてないんじゃないかなぁ。
Posted by かづさ at 2018年04月09日 11:20

こんばんは。
きちんとお祀りしようと思います。

あと、一つ教えて下さい。
神棚の扉なんですが普段は閉めとくのですか?
手を合わせる時は開けるのでしょうか?
Posted by hatbird at 2018年04月09日 23:15

かづささん>
こんばんは。
お祀りする場所としてはあまり宜しくはないですね。
多分、ただの飾りになっている事と思います。(笑)


hatbirdさん>
こんばんは。
神棚の扉に関しては、それほど気にしなくても良いらしく、手を合わせる時だけ開けると言うのでも特に問題は無いそうです。
しかし、できれば朝に手を合わせる時に開けて、日が沈む前に閉めると良いそうです。

Posted by 未熟な修行者 at 2018年04月12日 22:31

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