釈迦十大弟子C

2017年05月08日

引き続き、お釈迦様の十大弟子のお話しを書きます。

実際には経典により微妙な違いがある場合もありますので、既知の情報と違ったとしても笑って流して下さい。(笑)

須菩提
スブーティと呼ばれます。
日本での呼び方は「しゅぼだい」もしくは「すぼだい」が一般的かと思います。
この方の出身にも複数の説がありますが、とても裕福な商家に生まれたそうで、一説によるとお釈迦様に「祇園精舎」を寄進した須達多(スダッタ)長者が彼の叔父であると言われております。
幼い頃から天才的な頭脳の持ち主だったそうで、僅か10歳頃には既に学ぶ事が無くなってしまったそうです。
その為、慢心して他人を見下し、粗暴な行ないをするようになってしまい、親からも見放され家を出ることになりました。
放浪の末に祇園精舎に辿り着き、お釈迦様の説法に深い感銘を受け弟子入りしました。
修行に励んで行ないをあらためた須菩提は、それまでが嘘のように諍いを起こす事がなくなり、とても温和な性格になりました。
これらの事から「無諍第一」と言われておりますし、温和な性格で人々から愛され尊敬されて多くの供養を受けたので「被供養第一」とも、「空」の教えをとてもよく理解していたと言う事で「解空第一」とも言われております。

羅睺羅
ラーフラと呼ばれます。
日本での呼び方は「らーふら」もしくは「らごら」が一般的かと思います。
お釈迦様の実子です。
王族の太子であったお釈迦様には実はもう二人の妃がいて、それぞれに子供がいて全員出家したと言う説もあるのですが本当かどうかは分かりませんし、悟りを開いたのは彼だけですので一子とされております。
実子である割には(実子だからとも言えますが)逸話も多い方です。
一番有名な逸話はラーフラという名前にまつわるもので、これは御存知の方も多いかと思います。
ラーフラとは「障碍」という意味であり、お釈迦様が出家するにあたって自分の子供を残していかねばならないと言う「障碍」が出来てしまったと嘆いて付けたのだと言う説があります。
個人的な意見ですが、おそらくこれは違うと思います。
当時のインドに於いては、ある程度の身分ある家では原則的に跡継ぎがいないと出家が難しかったようなので、跡継ぎが出来たという事は心置きなく出家できるようになりこそすれ、出家にあたっての「障碍」にはなりえません。
実際は釈迦族の紋章である「竜の頭」という意味を持つ方の「ラーフ」を使って「竜の頭を戴く一族を率いる者」という意味合いで「ラーフラ」としたのだと思います。事実、お釈迦様の父親である浄飯王がこの名付けを非常に喜んだという記録があります。
悪魔を意味する「ラーフ」という言葉もあり、後世にその連想で出家を妨げる「障碍」なのだという意味で「ラーフラ」と名付けた、というこじつけの説を作ったのだと思います。
羅睺羅が出家したのはお釈迦様が悟りを開いた後に帰郷した時で、その時に若くして出家しました。しかし、年が若かったので一人前の修行者である比丘ではなく、まずは沙弥(年少の見習い修行者)となりました。
その頃はお釈迦様の実子ということで特別扱いを受けて慢心があったようですが、20歳で比丘となってからは舎利弗について修行し、不言実行を以て密行を全うしました。
その為「密行第一」と呼ばれております。

posted by 未熟な修行者 at 23:41 | Comment(12) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント

しゅぼだいという名前は聞いた事あります!
今までのお弟子さんもそうだけど、賢い人が多いんですね。

ラーフラという名前になった話も聞いた事あります。
障害だっていう説の方ですが、酷い理由の名前だな、王子が子供にそんな名前を付けるなんて、王様も反対しなかったのかなと不思議に思ってました。
でも、一族を率いる正式な跡継ぎと認めた名前と言う事なんですね。
Posted by りん at 2017年05月09日 18:26

ラーフラって私でもその名前のいわれ?聞いた事ある〜。
実際には次の王位継承権を譲ったようなもんだったのね。
考えてみれば、王族の人が自分の子供に良くない名前をつけようとしてるっていうのに、まわりの人が黙っているとは思えないもんねぇ(*^^*)
Posted by かづさ at 2017年05月09日 21:45

こんにちは。
須菩提様は比較的知られている方と思うのですが、粗暴な方だったとは知りませんでした。
どこかの王様に頂いた小屋に屋根が無かったので雨が降らなかったと言う話は須菩提様の事でしたよね。

ラーフラ様(漢字だと化けてしまうようです)の名前の謂れ、私もその説を聞いておりました。出家には様々な事が障碍になってしまうのだと理解しておりましたが。
よく考えたら太子の身で子供にそんな意味の名前を付けることを父である王が許すとは思えないですね。納得できました。
Posted by うめ at 2017年05月10日 11:31

ええっ、ラーフラって名前は出家の邪魔になるって意味じゃなかったの?
ずいぶん昔に、誰かからそう聞いたんだけど違ったのかぁ。
Posted by 櫻子 at 2017年05月10日 17:53

りんさん>
こんばんは。
十大弟子の中には聡明な方が多いですが、実は他のお弟子さんの中にはそうでもない人もいるのです。
ラーフラの名前の説はそちらの方が有名になってしまいましたね。^^;
そうではないという説を唱えている方も多くおりますよ。


かづささん>
こんばんは。
やはり有名なんですね。
そうです、普通に考えたら王族の人間にそんな意味の名前を付けるなんて事は、いくら太子(王子)と言えども許される筈がありません。示しがつきませんものね。


うめさん>
こんばんは。
かなり粗暴な方だったと言う話です。
雨の降らなかった話は須菩提様の事ですね。御存知ない方の為に概略だけここにざっと書いておきます。
某王様に尊敬されて、小屋を建てて寄進されたものの屋根を作るのを忘れていた。須菩提様は何も言わずに起居していたが、屋根の無い事を知った神々が須菩提様を濡らす事を慮って、その地方に雨を降らせなかった。
農作物に被害が出て困った領民が屋根が無い小屋に須菩提様がいるからだと王に進言し、慌てて屋根を付けたところたちまち雨が降った。
屋根を付け忘れるなんて事はないと思いますので、後世の創作だと思いますが、文句一つ言わず人と諍いを起こさぬ人だった、そういう人格の須菩提様に神々までもが遠慮したと言うことを表すお話しです。
ラーフラ様(確認する時に文字コードになりますね)の名前の由来はお釈迦様を必要以上に神格化しようとして出来た説の一つかも知れません。


櫻子さん>
こんばんは。
やはり、そちらの説は結構知られているのですね。
確か、手塚治虫のブッダという漫画でもそんな感じで書いてあった気がします。それもあって有名な説なのかも知れません。
ちなみにこの漫画は仏教に親しみを持てるキッカケにもなりますが、かなりアレンジされております。

Posted by 未熟な修行者 at 2017年05月10日 23:47

そうでもない人がいるんですか。
みんな賢い人ばかりってイメージしてましたけど違うんですか。
跡継ぎって言う意味でラーフラと付けたけど結局は出家しちゃったって事なんですよね。
そこのところが少しわからないです。
Posted by りん at 2017年05月11日 18:52

それほど粗暴だった方が無諍第一と言われるほどに変わったと言うのは大変な事ですね。

雨の話、ありがとうございます。
神々までから尊敬されるほど、素晴らしい人だったと言うお話しなのですね。

まだ出家前でしたのと出家する強い思いがあったために、子供に対してもそういう態度を取ってしまったのかと思いました。
Posted by うめ at 2017年05月12日 15:06

久しぶりに終電間際まで呑んだよ。
10歳で学ぶ事がなくなったってすげーな。
うちの新人達もその一割くらいでいいから何とかなんねーもんかなwww
Posted by f at 2017年05月13日 00:36

って言うか、その説しか聞いた事ない。
そんな漫画あるんだ。
Posted by 櫻子 at 2017年05月14日 12:45

りんさん>
こんばんは。
ええ、おります。どんな説法を聞いても覚えられなかった弟子とか、教団乗っ取りを企んだ弟子とかいますから。
ラーフラ様も結局出家したわけですが、結構無理矢理だったみたいです。(笑)
母親に言われて、お釈迦様に財産を与えてくれと願った為に、出家させたと言う事です。無上の教えが財産であると言う理由だとか言われておりますが、母親(お釈迦様の元夫人)もお釈迦様が財産など持っていない事は分かっていたので、出家させた方がいいと考えていたのでは、と言う説もあります。


うめさん>
こんばんは。
そう簡単に性格が変わる事は無いと思いますので、大変な事だったと思います。
うめさんへのお返事ですのに、ついでのように雨の話を書いてしまったようで失礼致しました。
出家への強い思いのために言った可能性もないとは言い切れませんね。大昔の事ですから真相は分かりませんから。


fさん>
こんばんは。
終電間際まで飲むなんて事は、私はもう何十年も前の事です。今は体がもたないでしょう。^^;
新人さん達にまだ苦労されているんですね。お疲れ様です。(笑)


櫻子さん>
こんばんは。
あまりにも有名になり過ぎた説ですから不思議では無いですし、真相はお釈迦様しか知らないのではないでしょうか。(笑)
ブッダという漫画はとても面白いです。私もかなり昔に読んだ事があるだけで記憶が定かではありませんが。


Posted by 未熟な修行者 at 2017年05月15日 00:09

初めまして。
朝早くから申し訳ありません。
でこと申します。

ここ数カ月調べものをしてて在家さんのブログに出合いました。
涙あり。笑いあり。というか笑いではなく爆笑してます。
これからも楽しみにしています。
Posted by でこ at 2017年05月17日 07:40

でこさん>
こんばんは。はじめまして。
このブログは調べもののお役には立たないと思いますが、辿り着いてしまわれたのですね。^^;
文章も適当な殴り書き(殴り入力?)ですし、私の個人的な意見を一方的に書いているだけなので、それほど面白い記事もないと思うのですが、よろしければまたいらっしゃって下さい。
ありがとうございます。

Posted by 未熟な修行者 at 2017年05月17日 22:53

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