施餓鬼会

2016年07月02日

お盆の時期には施餓鬼会と言う法会が行われる事が多くあります。
(施食会とも言います)

お寺さんによって、6月中であったり、7月のお盆の時期であったり、8月に入ってからの事もあります。
お盆=施餓鬼会と思われている方も割と多くおりますが、本来は施餓鬼会はいつ行なってもいい法会なのです。たまたまお盆の時期に行なうお寺さんが多いだけです。

施餓鬼会は「仏説救抜焔口陀羅尼経」というお経に由来しています。
簡単に内容を説明します。

お釈迦様の弟子の阿難様が修行中に焔口という餓鬼が現れ
「阿難よ、お前の生命は後三日で終わり来世は必ず餓鬼道に落ちる。それが嫌なら苦しんでいる無数の餓鬼に飲食を与え供養せよ」
と言われました。
しかし、餓鬼道は食べ物があっても食べられないという世界ですから供養する事は難しいです。
そこでお釈迦様に相談すると
「恐れることはない、施餓鬼棚を設けて多くの食物を供えて、十方の聖僧を招き、餓鬼達に法味飲食を施す施餓鬼を行なえば良い」
と諭しました。
阿難様がお釈迦様の仰ったとおりに実行された結果、餓鬼達は救われ、阿難様御自身もお釈迦様の弟子の中では最も長生きする事が出来ました。

無数の餓鬼と言うのは、ある意味では無縁の餓鬼です。
御先祖様も含めてすべての餓鬼に施しを行ない供養するのが施餓鬼会です。
自分の御先祖が餓鬼道に落ちていると言うことか、と嫌な顔をされる事もありますが、たいていの場合は先祖と言ってもせいぜい3〜4世代前くらいまでしか分からず、それ以前の先祖は供養される事はありません。
もし御先祖が餓鬼道に落ちていたら・・・程度の意味合いですので餓鬼道にいると断言しているわけではありません。

施餓鬼会は有縁無縁も含めてすべての霊を供養すると言う事であり、それによって大きな功徳を積むことになるので自分自身も御先祖にも御利益があると言う事になります。

一般参加できるお寺も多いので興味がある方は参加されてみてはいかがでしょう。
posted by 未熟な修行者 at 21:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント

ほんとだ、割と似てる話だね。
Posted by f at 2016年07月03日 15:32

お邪魔します、不躾ですが宜しければ教えて頂けますでしょうか。

昨年、家族の一人が亡くなりまして新盆を迎えるのですが、新盆と言う事でお坊さんに来て頂いて御供養をお願いするつもりでおります。
もちろん御布施は平均的な額をお包みするつもりです。

ところが先日、そのお坊さんのお寺さんから施餓鬼供養のお知らせが届きました。

新盆ですので出来れば参加した方が良いとは思うのですが、お盆の供養と施餓鬼供養の両方を合わせると結構な出費となってしまいます。

こちらのブログを読ませて頂いた限りでは、お盆にお坊さんに来て頂いて御供養して頂くのと、施餓鬼供養は別物と感じるのですが、そういう認識で合っていますでしょうか?

出欠を連絡する事になっているので参加しなくても問題ない気はしますが、受験生が二人おり、それほど経済的な余裕もありません。
かといって不参加では亡き家族に申し訳ない気もしますし、参加しなかったせいで何らかの障りがあって受験に失敗したら、という心配まで出てきてしまいます。

施餓鬼供養は参加しなくてもいいものなのでしょうか?
Posted by ぷらむ at 2016年07月03日 21:44

fさん、こんばんは。

結構似ていますでしょう。(笑)
Posted by 未熟な修行者 at 2016年07月03日 23:26

ぷらむさん、こんばんは、はじめまして。

宗派どころかお寺さんによっても考え方が違いますのでお答えするのは難しいです。

ですので、私の個人的な考えという前提でお答えさせて頂きたく思いますが、長文になりますのでなるべく早めに記事で書きます。

もしお急ぎでしたら大変申し訳ないのですが少しお待ち頂けますようお願い致します。
Posted by 未熟な修行者 at 2016年07月03日 23:53

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