もうすぐお盆です

2016年07月01日

修行者らしくない記事が多いので、少しはそれらしい記事も書こうと思いつきました。(笑)

もうすぐお盆の時期です。
東京などの関東圏では7月13日〜16日がお盆とされています。地方によっては8月13日〜16日の所もあります。

お盆は「仏説盂蘭盆経」という経典が元とされています。
簡単に内容を説明します。

お釈迦様の弟子で神通力に優れた目連様がある時、神通力を使い亡き母がどうしているかを見てみると、餓鬼世界に落ち苦しんでいるのが見えました。餓鬼世界は食べることも飲むこともできない世界です。
どうすれば母を救えるのかお釈迦様に相談すると
「お前の母は罪が重い。人に施しをせず自分勝手であったため餓鬼道に落ちたのだ
 すべての比丘(僧)に食べ物を施せば母親にもその施しの一端が口に入るであろう」
と諭されました。
そこで目連様は十方の聖僧に施しを行なって母の追善供養をしてもらったところ餓鬼道から救われた。

このような内容です。
ちなみに目連様の母は貧しかったために自分の子供達の事だけで精一杯で他人の事を考えるゆとりが無かっただけであり決して悪人と言うわけではありませんでした。

ここで少し物知りな方からは横槍が入るかも知れません。
と言うのは「仏説盂蘭盆経」というのは仏教発祥のインドではなく、儒教の「考」の影響を受けて中国で作られたものなので偽経と言われているからです。
そして混同されがちな「施餓鬼会」と言うのもあります。こちらは次の機会に書きます。

以前にも書きましたが、大切なのは供養の気持ちですから偽経であってもいいのです。
お盆は亡き父母や近親者を迎え、皆で供養するとともに現在の自分達が一生懸命に見生きている姿を見て頂くためのものです。

地方では8月がお盆の時期とされている事が多いのは、関東圏に出て行った者が夏季休暇で田舎に帰り、親族一同集まって皆で亡き人を迎えられるよう、8月になったという説もあります。

今の御時世では、お盆休みは海外旅行だとか、お盆休みなんてそもそも取れないとか、子供が受験を控えているからとか、本来のお盆らしい事はなかなかできなかったりします。

重ねて言いますが供養の気持ちこそが大切なのです。
亡き人達も今を一生懸命生きている人達の都合をすべて無視しろとは言いません。

御自宅に御仏壇があれば普段よりもお供え物を少し多くし、感謝の気持ちを持って手を合わせましょう。ほんの数分で済む事です。そして自分達が一生懸命に幸せに暮らしていると言う事を亡き人に見て頂くわけです。

帰省できなかったり旅行中であったりでも、きちんと迎えできない事への謝罪と、普段より尚一層の感謝の気持ちを念じましょう。それだけでも亡き人は分かって頂けると思います。
posted by 未熟な修行者 at 21:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント

ほ〜、なるほど。
お盆はそういうお経から来ているんだ。
ちゃんと物語になっているんだねぇ
Posted by f at 2016年07月02日 01:29

お盆って、どうして東京と田舎の方だと違うのかなと思ってました。
夏休みをお盆休みとも言いますもんね。

そういう説があったんですね。
Posted by りん at 2016年07月02日 18:40

fさん、こんばんは。

お経は物語形式の物がほとんどです。
先程、施餓鬼会の記事を書きましたが、かなり似たお話です。
Posted by 未熟な修行者 at 2016年07月02日 22:23

りんさん、こんばんは。

あ、いえ、そういう説もあると言うだけで本当にそうなのかは分かりません。(笑)
Posted by 未熟な修行者 at 2016年07月02日 22:24

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